Sirius

2012年7月7日(土) 11:02

LS-CHL の HDD を 3TB に換装。

HD-HGLAN を一台壊してしまったのでちょっと新めの LS-CHL を手に入れました。内蔵 HDD が 1TB だったので 3TB に換装してみました。

HDD の 換装には tftp でブートさせ、ファームを流し込む方法があるようですがが、2TB までの HDD でしか成功していないようです。しかし、パーティションは GPT なので、2TB を越える物の使用が可能だと思い、3TB にすることにしました。
そこでまず、現在の起動ディスクの内容を 3TB にコピーしてから入れ替えることにしました。

telnet は、こちらのページを参考にしました。acp_commander は Java なので、玄箱/HG の Fedora12 上で行いました。

acp_commander で /etc/passwd と /etc/shadow ファイルを /mnt/disk1/share へコピーし、玄箱/HG へ cifs でマウントしてユーザを追加し root のパスワードは削除して、また acp_commander で書き戻し、telnet でログインできました。root や admin ではログインできませんでした。

root のパスワードは削除してあるので、su コマンドで root になることができました。

データが大量にあるのであればコピーは HDD をはずした後で他のマシンでやるのが早いと思いますが、今回はデータがないので、telnet を使えるようにして、LS-CHL 上でコピーしようとしました。しかし、うまくいきません。

1、SATA-USB のチップが 3TB に対応していないので 800GB 程度の認識になってしまう。
2、3TB 対応のものでも LS-CHL の parted ではうまくパーティションが作成できない。

という結果でうまくいきませんでした。

HDD が AFT の WD30EZRX なのでうまくいかないのかもしれません。しかし、3TB で運用しているページもあるので、LS-CHL の HDD を取り出し、2 台の HDD が使えるお立ち台のディスクのクローン機能を使ってみました。2 台さしてコピーボタンを押して半日ほどほおっておきました。

パーティションをコピーしてから WD30EZRX を接続して起動してみました。
うまく起動できたようなので telnet でパーティションをきりなおしました。
まず、mt-daapd のプロセスを殺してから、
# umount /mnt/disk1
# parted /dev/sda

パーティションテーブルのバックアップの位置が正しくないので Fix するか聞いてきたりするので全て Fix します。
Fix 後、6 番目のパーティションを削除し新しく作り直します。
(parted) unit s
(parted) rm 6
(parted) mkpart primary 14008320s -1s
(parted) print
Model: WDC WD30EZRX-00MMMB0 (scsi)
Disk /dev/sda: 5860533168s
Sector size (logical/physical): 512B/512B
Partition Table: gpt

Number  Start      End          Size         File system  Name     Flags
 1      2048s      2002943s     2000896s     ext3         primary
 2      2002944s   12003327s    10000384s    ext3         primary
 3      12003328s  12005375s    2048s                     primary
 4      12005376s  12007423s    2048s                     primary
 5      12007424s  14008319s    2000896s     linux-swap   primary
 6      14008320s  5860533134s  5846524815s  xfs          primary

(parted) quit

# mkfs.xfs -f /dev/sda6
# mount /dev/disk1_6 /mnt/disk1

ここでもともとの HDD を USB でつなぎ、6番目のパーティションをコピーします。
# umount /mnt/usbdisk1
# mount /dev/usbdisk1_6 /mnt/usbdisk1
# cd /mnt/usbdisk1
# tar cf - .|(cd /mnt/disk1; tar xvf -)

コピーが終わったら電源を切り、USB を外して再度電源を入れます。
うまく認識できたようです。
# df
 Filesystem           1k-blocks      Used Available Use% Mounted on
 /dev/sda2              4921660    853868   3817784  18% /
 udev                     10240        92     10148   1% /dev
 /dev/ram1                15360       152     15208   1% /mnt/ram
 /dev/sda1               992504     32604    959900   3% /boot
 /dev/disk1_6         2923131264  16577764 2906553500   1% /mnt/disk1

3TB の NAS はそれなりに使いでがありそうです。HD-HGLAN に比べても転送速度が速いので、大容量でも気兼ねなく使えそうです。

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