USB ブート
以前は、USB ブートに手間がかかりましたが今は簡単にできるので挑戦してみました。
micro SD の突然死
micro SD は突然死する、という話があります。すべての micro SD が突然死するかというと、そうでもありません。まあ、使い方次第ということもありますが、突然死する micro SD のほうが少ないことは確かです。
実際、ローカルサーバにして使っている Raspberry Pi 3B 4 台は、電源を入れっぱなしでもう 5 年近く使っていますが、なんの問題もありません。
しかし、他のメディアに比べ、突然死する頻度が高いのも実感としてあります。
USBブート
micro SD に比べて SSD は高速です。特に、Raspberry Pi 4 は、USB 3.0 があるので、有利です。
以前は、USB ブートに手間がかかりましたが今はそうでもありません。raspi-config で設定するだけです。
microSD をコピーする
まず、SD Card Copier で micro SD から SSD にコピーします。このとき、「New Patition UUIDs」 にチェックを付けておいたほうが良いでしょう。
raspi-config
次に、raspi-config で USB ブートを設定すます。
6 Advanced Options
→A6 Boot Order
→B2 USB Boot
を選択するだけです。raspi-config を終了させるとき、再起動するか聞かれるのでそのまま再起動します。これだけで、コピーした USB SSD から起動します。

元の micro SD はそのまま刺していても大丈夫ですが、もし、microSD から起動するようであれば、microSD を外して起動すればいいです。
USB から起動できなければ、元の micro SD を使って起動することができます。
USB ハードディスク
https://www.raspberrypi.org/forums/viewtopic.php?t=245931をみると、USB-SSD(HDD) コントロールチップに JMicron JMS567 を使っているものは、Raspberry Pi 4 の標準の uas ドライバでは遅くなるらしいです。
UASP(6Gbps) でそのまま使えるのは、ASM1153E 等らしいです。JMicron JMS567 の場合は、/boot/cmdline.txt の行のはじめに
usb-storage.quirks=xxxx:yyyy:u
をつけると、usb-storage(5Gbps) ドライバで動くようです。xxxx:yyyy は lsusb で表示されるベンダーID と プロダクト番号を指定します。
使ってみて
USB ブートにして速くなったか? というと、もともとの CPU が CPU なので、ストレージの性能を感じるのはファイルの展開とかでしか感じませんが、確かに、ファイルの展開は速くなったと思います。それ以外では microSD との差はあまり感じませでした。
それでも、microSD よりは安心感はありますね。また、500 GB の SSD にしたので、空き領域が一気に増えたのが精神的に良いです。
ちなみに、今回、USB ブートのために新しい HDD ケースを購入しました、上でも書いたとおり、コントローラチップに ASM1153E を使ったケースです。Amazon で購入しました。 Inateck 2.5インチ HDD ケース FE2005AC です。
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