qemu で Windows98 を動かしてみる
まず、qemu のオプションを調べる
- ホスト側のサウンドは QEMU_AUDIO_DRV 環境変数で指定する。多分 alsa でいいだろう。
- クライアント側のサウンドは、soundhw オプションで指定する。
- -sundhw help で設定できる一覧が表示される。
- vga オプションでディスプレイを指定する。
- 指定できるディスプレイは help を見る。
- raw 形式のフロッピーディスイメージを指定する。
-drive file=ファイル,index=0,if=floppy,format=raw - Windows 98 はメモリ512M 以上は不具合があるらしいので、-m オプションで 128M にする。
- 起動中にメディアを交換するには、qemu のコンソールを表示して行う。
- クライアント OS にctrl+alt+delete を送るには、qemu のコンソールで sendkey alt-ctrl-delete とする。
インストール
仮想ディスクは、予め作ってフォーマットしてもいいし、起動用 FD でフォーマットしてもいいです。仮想ディスクの準備ができたらインストールしていきます。
かなり時間がかかります。途中、ハングアップしたように見えても、マウスカーソルが動くなら 1 時間は待ってみるつもりで気長に待ちましょう。
$ qemu-img create -f raw Windows98.img 512M
$ QEMU_AUDIO_DRV=alsa qemu-system-x86_64 -m 128M -soundhw sb16 -vga cirrus -drive file=winboot1.img,index=0,if=floppy,format=raw -drive file=Windows98.img,format=raw -cdrom Win98.iso -boot once=a
コンソールに切り替えて fd を交換します。
ctrl+alt+2
(qemu) eject floppy0
(qemu) change floppy0 winboot2.img
仮想マシンに戻ります。
ctrl+alt+1
起動が終わったら CD ドライブに移動して setup.exe を起動します。標準でインストールします。
再起動するとハングするので、一旦終了して改めて起動します。
$ QEMU_AUDIO_DRV=alsa qemu-system-x86_64 -m 128M -soundhw sb16 -vga cirrus -drive file=Windows98.img,format=raw -cdrom Win98.iso -boot c
しかし、起動しなくなってしまいました。qemu-system-i386 も同様です。やっぱり DOSBox-X じゃないと動きません。Raspberrypi では qemu で Windows 98 を動かすのは難しいようです。DOSBox-X がもっと速ければよかったんですが。
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