大量にある保留パッケージ

 buster から bullseye へアップグレードした Raspberry Pi の中に、保留パッケージが1000 個を超えているものがあって、パッケージのインストールもままならないので解決してみます。ただし、場合によっては起動しなくなる可能性もあるので、参考にするのは自己責任でお願いします。私は、だめならインストールし直す覚悟でやりました。

libc6-dev が悪さをしているようなので一度削除してインストールしてみました。

$ sudo apt remove libc6-dev
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$ sudo apt install libc6-dev
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 大量なダウンロードのためか、何度かエラーになりました。ダウンロード済みのパッケージは再ダウンロードしないので、3回くらい実行したらうまく行きました。
すると、アップデートバッケージが 200 くらい、削除パッケージが 300 くらいで保留が600 位になりました。

 インストールが終わりましたが、次のパッケージがエラーになって apt apgrede が出来ません。

gnustep-base-runtime
libgnustep-base1.27

 試しに gnustep-base-runtime を削除しようとしたら unar も削除しようとします。unar が必要としているようなので、削除は中止して、unar を改めてインストールします。

$ sudo apt install unar
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 かなり依存関係が解消されたようで、apt upgrade が出来るようになりました。

$ sudo apt upgrade
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 500 個以上がアップグレードされ、保留は 70 個まで減りました。

 一旦必要ないものを削除します。

$ sudo apt autoremove
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 600 個以上削除されました。

$ sudo apt upgrede
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 まだ保留になっているものをインストールしていきます。一つインストールすると依存関係で複数インストールされます。

$ sudo apt install w3m
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$ sudo apt upgrede
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$ sudo apt install ffmpeg
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$ sudo apt upgrede
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$ sudo apt install ruby python2 qemu-system-gui qemu-system-data
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$ sudo apt upgrede
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$ sudo apt install opencubicplayer nodejs
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$ sudo apt upgrede

 一つインストールするたびに、upgrade で保留のものを確認し、保留があればインストールしていきます。
最終的に保留はなくなりました。

 buster で個別にインストールしたものが削除されているようなので、必要なパッケージを改めてインストールする必要がありました。色々とコンパイルしていたので全部入れ直しました。パッケージのインストールからコンパイルまでをSHELL スクリプトにしていたので、手間ではありましたが、ある程度、環境構築は出来たようです。

時々手動でインストールしているものがありますが、必要になった都度インストールするしか無いようです。

さて、これで、RetroPie が動くかどうか確認しないといけません。

Raspberry Pi

Posted by sirius