内部ネットワークのサーバを構築する
外部に公開するサーバを運用しているので、DMZ を設定しています。内部ネットワーク用にサーバも設置しています。そのサーバは 玄箱HG を使っています。冗長構成にしているのでダウンしてもすぐに困ることはないのですが、調子が悪く、度々ダウンしています。
理由はわかっています。ファンが止まってしまうのです。まあ、交換すれば元気になるのはわかっているのですが、OS も古くこの際余っている RaspberryPi 3B に変更することにしました。
内部ネットワーク用のサーバとして必要なサービスは、dhcp, dns, ntp, samba, httpd です。そして、今回は、LDAP も導入したいと思います。やはり、サーバ 2 台で keepalive を使って冗長構成にしたいと思います。
早速、ベースとなる MicroSD を作っていきます。今回は、3.5 inch LCD を付けた RaspberryPi 3B を使うことにしました。液晶に稼働状況を表示させるようなプログラムを作り、表示させたいと思います。
いつもであれば、dd を使って MicroSD に書き込むのですが、今回は、Raspberry Pi 公式の Raspberry Pi Imager を使って作成してみます。
Rspberry Pi Imager
Raspberry Pi Imager は、公式の ダウンロードページ から Windows, Mac, Ubuntu for x86 をダウンロードすることができます。Raspberry Pi OS でも使うことができるので、Raspberry Pi にインストールします。
$ sudo apt install -y rpi-imager ・ ・
デスクトップのメニューから、アクセサリ → Imager で起動できますが、コマンドラインから管理者権限で起動したほうがいいようです。
$ sudo rpi-imager

起動したらインストールする OS を選択します。

今回は、lite 版を選択するので、Raspberry Pi OS (other) を選びます。

3.5 inch LCD に表示するのに、fbcp-ili9341 を使うので、32bit lite 版にします。

最初の画面に戻るので、インストールする MicroSD を指定します。

今回は、一つしか表示されませんが間違わないようにしてください。また、うまく行かない場合は、一度 MicroSD を ERASE してからやってみてください。

歯車をクリックすると、詳細な設定をすることができます。

ここでは、ホスト名、SSH、パスワード、WIfi のアクセスポイントなどの設定をすることができます。
dd で戻したときは手動で設定していましたが、ここでまとめて設定できるのは便利です。

書き込みをクリックします。

確認ダイアログが出るので、書き込み先に間違いがなければ YES をクリックします。

書き込みが終わるまで待ちます。

書き込み完了です。MicroSD を取り出して Raspberry Pi へ挿入します。
起動できました。これから色々設定していきます。
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