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2006年12月の記事

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2006年12月31日(日) 18:50

グラタンの USB 外付け HDD の速度

ちょっと気になったので raid にしない場合のグラタンの USB 外付け HDD の速度を調べてみました。

Seagate の ST325082 をつなげました。250GB です。将来的には、スペアディスクとして もう一台 300GB の HDD をつなげようと思っています。

Seagate の HDD を EXT3 でフォーマットし、マウントして samba で共有します。

で 8GB の一個のデータをコピーしてみました。

PC -> 外付け が 10.0 MB/s
外付け -> PC が 9.7 MB/s

でした。

ちょっと表にしてみましょう

グラタンの転送速度(MB/s)
コピー元コピー先転送速度
PC内臓(raid1)8.4
PC外付け(raid5)6.0
PC外付け10.0
内臓(raid1)PC12.8
内臓(raid1)外付け(raid5)6.1
内臓(raid1)外付け11.8
外付け(raid5)PC10.0
外付け(raid5)内臓(raid1)8.8
外付け(raid5)外付け8.3
外付けPC9.7
外付け内臓(raid1)9.1
外付け外付け(raid5)5.9
環境:
 PC:Pen4 2.6GHz RAM:2GB
 LAN:1000BASE-T


さて、面白いのが、PC -> 外付け、外付け -> PC、外付け(raid5) -> PC の転送速度が 10.0MB/s でほぼ同じということ。USB バスの転送速度が MAX でこの近辺なのではないでしょうか。また、raid5 の読み出しは書き込みほど負荷がかからないようにも読み取れます。
内臓 -> PC の転送速度が最高速になっています。同様に、読み出しについては負荷はかかっていないようです。
内臓の HDD をもっと高速なものに変えれば読み出しは、もっと高速になる可能性がありますが、発熱の問題があるのでジレンマです。
もっと高速な CPU を積んでいれば、書き込みが高速化されそうです。raid の計算を高速化するパッチもあるそうですが、すでに大量のデータをコピーしてしまったのでパッチを当てる度胸はありません。

結論。
USB の転送速度は、約 10 〜 12MB/s。
raid1 の書き込みは、約 8.5 〜 9MB/s。
raid5 の書き込みは、約 6.0MB/s。
読み出しについての raid のオーバーヘッドは、無視しても構わない程度である。
外付け raid のボトルネックは、書き込みは raid5 のパリティ生成。読み出しは USB バス。ということのようです。


今年も後もう少し、来年もいろいろやりたいと思いますので、よろしくお願いします。

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2006年12月30日(土) 19:34

Terastation(HD-HTGL)のLED

Terastation のディスクステータスの LED は、残り 10% を切ると赤くなります。しかし、400GB x 4 で raid5 構成だと、10% でも 110GB 強になります。つまり、あと 100GB 余っていても残容量の警告で LED が赤く点きます。シャットダウンしても点きっぱなしでうるさいです。

この LED のコントロール方法を調べました。

LED を直接コントロールしているのは miconapl というコマンドです。

・POWER LED の on/off
    miconapl -a ledpower green (on/off)
・POWER LED の点滅
    miconapl -a ledpower green blink

・DIAG LED の on/off
    miconapl -a leddiag (on/off)
・DIAG LED の点滅
    miconapl -a leddiag blink

・Disk(1〜4) STATUS/FULL(赤/緑) の on/off
    miconapl -a leddisk (1-4) (red/green) (on/off)
・Disk(1〜4) STATUS/FULL(赤/緑) の点滅
    miconapl -a leddisk (1-4) (red/green) blink

・LINK/ACT(緑/青) の on/off
    miconapl -a ledenet (100/1000) (on/off)
・LINK/ACT(緑/青) の点滅
    miconapl -a ledenet (100/1000) blink

このコマンドを使って LED をコントロールすることができますが、ディスクの容量や状態をチェックしているデーモン (diskmon) が勝手にやるので、ディスクステータスの LED を変更してもすぐに戻ってしまいます。diskmon を止めると本当にディスク障害になったときにわからなくなるから止められません。
diskmon のソースが欲しい。いろいろググリましたが見つかりません。

しょうがないので、ディスクに障害が無いときは、シャットダウン時に赤の LED を消すようにしました。

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2006年12月29日(金) 23:21

TrueImage について

Windows 用バックアップソフトとして TrueImage を使っています。
TrueImage は、ブータブルメディアから起動してバックアプ、リストアを行うことができます。このときのベースが Linux なのでお気に入りです。もちろん、Windows 上でのユーティリティもあります。詳しくは Proton のページを参照してください。
私の持っているのは TrueImage 9.0 ですが、これだと、AP1000 でセーフ版しか起動せず、USB やネットワークが使えませんでした。ディスク丸ごとのバックアプができません。

ところが、Proton のページへ行ってみたら、TrueImage Home へのアップデータがありました。TrueImage Home でブータブルメディアを作成して起動してみたら、AP1000 でも完全版が動きました。USB HDD も問題なく認識します。ということで、パーティションをきりなおし、XP Pro に完全に切り替えることにしました。

手順
1、WinXP Pro (with SP2) をインストール。
2、ドライバ類をインストール
3、WindowsUpdate で.NET Framewaork をインストール。
4、WindowsUpdate で最新の状態に更新。
5、クリーンな状態でアプリケーションの動作確認ができるようにこの状態で完全バックアップを作成。(TrueImage の ブータブルメディアから起動し、ネットワーク上の他のマシンへ完全バックアップ)
6、ユーティリティ類やアプリケーションをインストール。
7、TrueImage Home をインストール。
8、セキュアゾーンの設定とリカバリマネージャの有効化。
9、TrueImage の ブータブルメディアから起動し、セキュアゾーンへ完全バックアップの作成。

これで、いつでも元の状態へ戻せます。内蔵 HDD が壊れても、LAN 上のイメージから復旧することもできます。

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2006年12月29日(金) 17:48

AP1000 ユーティリティのインストール

AP1000 のユーティリティ類のインストールをして見ました。

なお、バックアップ DVD は、プリインストールされた XP Home 上のユーティリティで作成したものです。

1、.NET Framework 1.1 を WindowsUpdate からインストール。インストール後に通常の WindowsUpdate で Windows を最新の状態に。
2、バックアップ DVD の中の PATCH\AP\ET2 の中の EFRAMEWORK2032022 フォルダ内の ETFINSTALLER.EXE を実行。
3、PATCH\AP\ET2 内の ERECOVERY202022 と CPU 以外のフォルダ内のユーティリティをインストール。
4、CDMAKER は PATCH\AP\CDMAKER7501900 に有るので必要であればインストール。

ERECOVERY202022 は HDD を初期化したりして、リカバリー領域を消してしまったりするとインストールできません。わたしは、リカバリーに TrueImage を使うので問題ありません。

以上。

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2006年12月28日(木) 23:43

メモリ増設

AP1000 のメモリ、標準で 512MB ってことになっています。しかし、VRAM に使われるため、丸々 512MB が使えるわけではありません。ちょっと物足りないので、512MB をさらに追加しました。訳あり品なので 4500 円でした。

本当は 1GB を増設したかったのですが、まともに買うと 2 万位するので断念しました。普通のメモリなら 1GB で 1 万位なので思い切って買っちゃうんですけど。それに今月は無駄遣いしすぎたので我慢します。

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2006年12月26日(火) 11:02

グラタンの外付け快調です

raid5 で運用しているグラタンの外付け HDD。だいたい半分の 400GB 強埋まった状態です。問題が出るかな〜と思っていましたが、意外と安定して動いています。大丈夫そうなので、元データを消しました。

KURO-BOX に 2 台の USB HDD をつなげるとうまく動かないのを経験しているので心配しましたが、杞憂でした。

もうちょっと安ければもう一台欲しいくらいです。

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2006年12月24日(日) 18:30

やっぱり有った MiniPCI

AcerPower1000 で XP Pro が動くようになったのと、取りあえず動作確認ができたので分解しました。

この手のコンパクトタイプには、MiniPCI が付いていることが有りますが、この AP1000 にもついていました。で、持っているんですよ。MiniPCI の無線カードを。
玄人志向のキワモノシリーズに 802.11G-MPCI があります。これを持っています。

隣のマイルドセブンを参考に、まずはサイズを見てください。


ちっちゃいですね〜。縦置きの台をはずし、背面のねじを外します。なんか分解しちゃだめよって感じのシールが張ってありますが気にしない。


側面をを取ったところです。黒いのは持ち上げるための取っ手です。


HDD 脇のねじを外します。


DVD ドライブと HDD をを外したところです。左上にメモリ。これノート用のメモリじゃないですか。え〜〜高いんだよな〜。ちなみに HDD は、HGSTの SATA 80GB でした。
右の赤丸の中にあるものは!

ちょっとボケ気味ですが MiniPCI スロットのアップ。


これが無線 LAN カード。玄人志向で出していますが、しっかり WLI-MPCI-G54 の型番が・・・。


無線LAN を差したところ。


ボケボケですがメモリ。512MB が一枚。


無線LAN のアンテナ。前面に引き出します。


ちょっと無理をして、ここに付けます。右上の黒いのが DVD ドライブ。


アンテナを付けないと十分に受信ができないようですが、アンテナを付けると、部屋の中のアクセスポイントと54Mbps で通信できました。アンテナの位置にちょっと不満ありですが筐体が小さいので、移動しても無線で取りあえず通信ができるのも便利かと思います。

無線で 5GB ほどのデータをコピーしましたが、問題ありませんでした。うん、完璧。

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2006年12月23日(土) 13:51

Acer Power1000 にWindowsXP Proをインストールする

モニタメーカーだと思っていた Acer がパソコンも売っているのをはじめて知りました。しかもデスクトップとは思えないコンパクトさ。
AcerPower1000
60 (H) x 250 (W) x 200 (D) mm というコンパクトさと 6 万円という価格に気がつくとポチッとしていました。昨日届きました。

う〜〜ん。実物見ても本当にちっちゃい。これで DOS/V 6 台目・・・。趣味というよりもう病気の部類に入りそう。

AcerPower1000(以下 AP1000 と略します) は、そのコンパクトさと引き換えに拡張は USB のみでIEEE1394 もついていない。一応、現在で必要なものはついているが、メインマシンとして長く使えるものではないと思う。
じゃあ、何で買ったかというと、前に買った VAIO の typeU が TV 出力できるので、メディアプレーヤー代わりに使っている。普通の Windows XP なので、コーデックさえインストールすれば、x264 とかも再生できる。ネットワーク経由で ISO も再生できる。この便利さは一度慣れるとなかなか離れられない。しかし、もともと typeU は寝転んで使ったり、出先で使ったりするものなので、据え置きで使うのはもったいない。そのために、どこにでも置けてそれなりの性能のパソコンが欲しくなった。というのが購入理由。

まあ、性能は今のパソコンなら問題ないし、値段とコンパクトさで気づいたらポチッとしてたんだけど。

で、とりあえず、バックアップ用の DVD-R も作ったし、プリインストールされている XP Home だとリモートデスクトップも使えないので XP Pro に入れ替えます。
(XP Home に上書きしてもいいんですが、そういうのは好きじゃないのと、プレインストールされているソフトウェアはほとんど必要ないのでクリーンインストールにしました。)
手順
1、C ドライブの drv フォルダをバックアップ。
2、BIOS で CD-ROM から起動できるように設定。
3、XP Pro をクリーンインストール
4、多分、chipset 関係と思われる バックアップ DVD にある \PATCH\ET2\CPU の setup.exe を実行。再起動。
5、1 でバックアップしていた drv フォルダ内の vga0 フォルダの setup.exe を実行してディスプレイドライバをインストール
6、デバイスマネージャを見ると、不明なデバイスが 3 つあるのでそのドライバをインストール。

6 の不明なデバイスにはまりました。Acer の HP を見ても、AP1000 用のドライバは見つかりませんでした。そこで、バックアップ DVD を使って XP Home に戻してデバイスマネージャを見ました。
XP Pro に無くて XP Home にあるデバイスも 3 つ。
NVIDIA Network Enumerator
RealTek High Definition Audio
NVIDIA nFoce Networking Controler

このドライバをさがします。Acer の HP で AP1000 の chipset が nFoce 430 MPC であることを確認し、NVIDIA の HP から、nFoce 430/410 用のドライバをダウンロード。次に RealTek の HP からドライバをダウンロード。この二つのドライバを USB メモリにいれ、AP1000 にインストール。
nFoce ドライバのインストールでは、raid を使うことは無いので IDE ドライバはインストールしません。また、Network Management Tools もインストールしません。

これで、不明なデバイスも無くなりました。しばらくこのまま使用して問題が無ければパーティションを切りなおし完全に XP Pro にしてしまいます。

次はメディアプレーヤー用の設定とソフトのインストールですが、それはまた後日。

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2006年12月21日(木) 23:53

グラタンの速度

グラタンの転送速度ですが、WinXP(CPU:Pen4 2.8GHz RAM:1GB LAN:1000Base) マシンから 7GB ほどのデータを一個コピーすると、わたしの環境で、PC -> 内臓 HDD(raid1) への転送が 8.4MB/s 、内臓 -> PC が 12.8MB/s 位で、PC -> USB 外付け HDD(raid5) が 6.0MB/s、USB 外付け -> PC が 10.0MB/s でした。内臓が発熱が低い 5400rpm のものを使っているので、それほど速くありませんが、USB 外付けもそれからするとがんばっているんじゃないかと思います。倉庫代わりに使うので問題ない範囲です。
ちなみに、1.8GB ほどのデータを一個コピーすると、内臓 -> 外付けが 6.1MB/s、外付け -> 内臓が 8.8MB/s、でした。
う〜〜ん。遅いのは、USB バスがボトルネックになる以前に、raid5 のパリティ生成が原因かなあ。今度、素の USB HDD で試してみるかなぁ。

内臓は、Maxtor 5A300J0 (5400rpm) x 2。
外付けは、前に書いたように
Maxtor 6L300R0 x 2
Maxtor 5A300J0
WestanDigital WD3000BB です。

次は何をしましょうか。グラタンのページでも作ろうかな。

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2006年12月20日(水) 16:20

SL-C760 で 2GB の SD を使う

この前買った、I-O DATA の 2GB の SD メモリ。こんなのも実はすでに持っていたりするのでこれに使うこともできますが、MSX に 2GB ねえ。使いきれるのか? 無理だろ。

そこで、りなざうの SL-C760 で使いましょう。なお、SL-C760 のカーネルは標準カーネルです。SL-C760 は 1GB の SD までしか対応していませんが、シイガイズのページからザウルス用の SD-Link11b をダウンロードして、SL-C760 にインストールしすると、2GB の SD が使えるようになります。

ただし、そのままだと日本語が化けてしまいます。SD カード上で日本語を使う場合には、ちょっと作業が必要です。
標準ドライバでは、SD カードが挿入されると、/etc/sdcontrol が実行されます。この中で、SD カードをマウントしています。
SD-Link11b のドライバは、カードが挿入されると、/usr/sbin/sdiomgr が実行され、この中でマウントしています。このマウントの時に、日本語が使えるようにパラメータの設定をしてやればよいのですが、私は、sdcontrol の中身を書き換えて、挿入された SD カード毎に別の処理をさせているので、sdiomgr からさらに sdcontrol を呼び出すように修正しました。(赤字部分)

case "x"$EVENT in
xattach)
if [ "x"$HAVE_SDMEMORY != "x" ]; then
if [ "x"$BUS":"$SLOT = "x0:0" ]; then

#do_umount
umount $MNT
# mount -o uid=500,gid=500 $DEV $MNT
/etc/sdcontrol insert

fi
fi





xdetach)
if [ "x"$HAVE_SDMEMORY != "x" ]; then
if [ "x"$BUS":"$SLOT = "x0:0" ]; then

#do_umount
# umount $MNT
/etc/sdcontrol eject
fi
fi

これで SD-Link11b のドライバでも日本語が使えます。今まで 1GB いっぱいだったので、空きが 1GB できました。さて、何を入れましょうか。

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2006年12月18日(月) 23:28

グラタンで外付けraid

昨日、書き忘れましたが、はい〜る KIT はコンバインモードは使っていません。4台別のノーマルモードで使っています。TERABOXもそうですが、一台壊れると全滅するコンバインモードは怖くて使えない小心者です。

raid の構築に約 26 時間ほど。やはり内臓に比べ遅いですね。ま、倉庫代わりと思っているので何とか使える範囲でしょう。

構築が終わったら、ext3 でファイルシステムを作成します。

# mke2fs -j /dev/md1

容量が大きいのでこれも時間がかかりますが、ちょっとほかの作業をしていれば終わります。また、tune2fs を使って、勝手に fsck をしないように設定しておきます。

# tune2fs -O 0 -i 0

ファイルシステムを作ったらマウントしてみます。

# mount /dev/md1 /share/usb

エラーもなくマウントできました。

起動時に自動的にマウントするように設定します。通常は、/etc/fstab でマウントするように書くのですが、USB の外付けのため自動マウントはしません。fstab で自動的にマウントさせていると、そのディスクにアクセスできない時に、メンテナンスモードになってしまいます。シリアルコンソールが無いと対処できなくなってしまいます。今回は、マウントがし易いように書いておくだけです。

/dev/md1 /share/usb ext3 noauto,defaults,rw 0 0

を追加しておきます。

じゃあ、どこでマウントさせるかというと、起動時に実行される rc2.d 内に shell スクリプトを書いておきます。実際には、/etc/init.d に local.sh という次のような内容のファイルを作ります。

# check and mount /dev/md1
/sbin/mdadm -As
if
grep md1 /proc/mdstat >/dev/null
then
mount /share/usb
fi

そして実行属性をつけます

# chmod +x /etc/init.d/local.sh

シンボリックリンクで rc2.d 内にリンクします。

# ln -s /etc/init.c/local.sh /etc/rc2.d/S99local.sh

これで起動時にマウントできるはず。再起動・・・。

あれ?マウントされていない。mdstat を見ると md0 (内臓のミラー) しかない。あれっ? /proc/scsi/scsi を見てみると、HDD は認識されている。
???
ちょっとはまりました。

いろいろ調べて、mdadm の設定ファイルに新しい raid セットを追加しないといけないようです。グラタンの設定ファイルは /etc/mdadm/mdadm.conf なので次のようにします。(念のため、もともとある設定ファイルはバックアップしてから書き換えてください)

# echo 'DEVICE /dev/hd*[1-9] /dev/sd*[1-9]' > /etc/mdadm/mdadm.conf

これで内臓、外付けのすべてのパーティションを mdadm がスキャンするようにします。次に、スキャンして raid セットを書き出します。

# mdadm --examine --scan --config=/etc/mdadm/mdadm.conf >> /etc/mdadm/mdadm.conf

これで md1 ができるかどうか確認します。

# mdadm -Asa

md1 が見つけられたら成功です。再起動・・・。
うまくマウントされたようです。はい〜る KIT は USB と電源連動させているので、グラタンをシャットダウンすると一緒に電源が切れます。便利!

さて、これからデータの移動か・・・。どのくらいかかるかな〜。

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2006年12月17日(日) 08:46

グラタンでraid

お久しぶりです。
いやーー、だいぶ間があいちゃいました。ごめんなさい。
VAIO の typeU を買っちゃったり、いろいろ書くことはあったのですが、サボっていました。

さて、挑戦者のグラタンですが、300Gx2 をミラーで使っていたのですが、容量が不足気味になってきました。内臓 HDD を交換してもよかったのですが、手持ちで空いている HDD が 300Gx2 なので、交換しても意味がありません。
じゃあ、USB で外付けにっていう手もありますが、ただ外付けにしただけでは面白くありません。

せっかく内蔵をミラーで使っているしグラタンには初めから raid5 のモジュールも組み込まれているので、外付けも raid5 あたりで使いたい。まあ、単純に外付け 4 台でもいいのですが、場所をとるのと、ただ raid にするのは面白くない。

そこで、TERABOX もあるのですが、これは使っているので、今回は、novac の 「4台はい〜るKIT」を使ってみました。(ま、いいんですけど、このネーミングセンスはちょっと・・・。安かったんだけど)

「4台はい〜るKIT」と、300Gx2 の HDD を購入。計 37,000 円ほどの出費。えーーい、趣味ですよ。趣味!
それ以外に、SD2G が 5,000 円だったのでこれも買っちゃいました。(オイッ)

早速、はい〜るKIT に 4 台内蔵させ、グラタンにつないだところ、sda 〜 sdd で認識しました。
fdisk で 1 パーティションにして、ID を fd にします。
次に mdadm を使って、4 台を raid5 に設定します。

# mdadm -C /dev/md1 -l5 -n4 -f /dev/sd[abcd]1

これで raid5 の構築が始まります。
/proc/mdstat を見ると構築の様子がわかります。

# cat /proc/mdstat
Personalities : [linear] [raid0] [raid1] [raid5]
md1 : active raid5 sdd1[3] sdc1[2] sdb1[1] sda1[0]
878907648 blocks level 5, 64k chunk, algorithm 2 [4/4] [UUUU]
[>....................] resync = 0.0% (234624/292969216) finish=1553.7min speed=3138K/sec
md0 : active raid1 hdb3[1] hda3[0]
292455168 blocks [2/2] [UU]

unused devices:
え" 1553 分?!
一日で終わんないじゃん。
また HDD のエージングか〜。
明日へ続く・・・。

内蔵したHDDは、
Maxtor 6L300R0 x 2
Maxtor 5A300J0
WestanDigital WD3000BB
です。ま、寄せ集め。ソフトウェア raid なので気にしない。

written by sirius [グラタン] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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