昨日、書き忘れましたが、はい〜る KIT はコンバインモードは使っていません。4台別のノーマルモードで使っています。TERABOXもそうですが、一台壊れると全滅するコンバインモードは怖くて使えない小心者です。
raid の構築に約 26 時間ほど。やはり内臓に比べ遅いですね。ま、倉庫代わりと思っているので何とか使える範囲でしょう。
構築が終わったら、ext3 でファイルシステムを作成します。
# mke2fs -j /dev/md1
容量が大きいのでこれも時間がかかりますが、ちょっとほかの作業をしていれば終わります。また、tune2fs を使って、勝手に fsck をしないように設定しておきます。
# tune2fs -O 0 -i 0
ファイルシステムを作ったらマウントしてみます。
# mount /dev/md1 /share/usb
エラーもなくマウントできました。
起動時に自動的にマウントするように設定します。通常は、/etc/fstab でマウントするように書くのですが、USB の外付けのため自動マウントはしません。fstab で自動的にマウントさせていると、そのディスクにアクセスできない時に、メンテナンスモードになってしまいます。シリアルコンソールが無いと対処できなくなってしまいます。今回は、マウントがし易いように書いておくだけです。
/dev/md1 /share/usb ext3 noauto,defaults,rw 0 0
を追加しておきます。
じゃあ、どこでマウントさせるかというと、起動時に実行される rc2.d 内に shell スクリプトを書いておきます。実際には、/etc/init.d に local.sh という次のような内容のファイルを作ります。
# check and mount /dev/md1
/sbin/mdadm -As
if
grep md1 /proc/mdstat >/dev/null
then
mount /share/usb
fi
そして実行属性をつけます
# chmod +x /etc/init.d/local.sh
シンボリックリンクで rc2.d 内にリンクします。
# ln -s /etc/init.c/local.sh /etc/rc2.d/S99local.sh
これで起動時にマウントできるはず。再起動・・・。
あれ?マウントされていない。mdstat を見ると md0 (内臓のミラー) しかない。あれっ? /proc/scsi/scsi を見てみると、HDD は認識されている。
???
ちょっとはまりました。
いろいろ調べて、mdadm の設定ファイルに新しい raid セットを追加しないといけないようです。グラタンの設定ファイルは /etc/mdadm/mdadm.conf なので次のようにします。(念のため、もともとある設定ファイルはバックアップしてから書き換えてください)
# echo 'DEVICE /dev/hd*[1-9] /dev/sd*[1-9]' > /etc/mdadm/mdadm.conf
これで内臓、外付けのすべてのパーティションを mdadm がスキャンするようにします。次に、スキャンして raid セットを書き出します。
# mdadm --examine --scan --config=/etc/mdadm/mdadm.conf >> /etc/mdadm/mdadm.conf
これで md1 ができるかどうか確認します。
# mdadm -Asa
md1 が見つけられたら成功です。再起動・・・。
うまくマウントされたようです。はい〜る KIT は USB と電源連動させているので、グラタンをシャットダウンすると一緒に電源が切れます。便利!
さて、これからデータの移動か・・・。どのくらいかかるかな〜。