ちょっと気になったので raid にしない場合のグラタンの USB 外付け HDD の速度を調べてみました。
Seagate の ST325082 をつなげました。250GB です。将来的には、スペアディスクとして もう一台 300GB の HDD をつなげようと思っています。
Seagate の HDD を EXT3 でフォーマットし、マウントして samba で共有します。
で 8GB の一個のデータをコピーしてみました。
PC -> 外付け が 10.0 MB/s
外付け -> PC が 9.7 MB/s
でした。
ちょっと表にしてみましょう
グラタンの転送速度(MB/s)| コピー元 | コピー先 | 転送速度 |
| PC | 内臓(raid1) | 8.4 |
| PC | 外付け(raid5) | 6.0 |
| PC | 外付け | 10.0 |
| 内臓(raid1) | PC | 12.8 |
| 内臓(raid1) | 外付け(raid5) | 6.1 |
| 内臓(raid1) | 外付け | 11.8 |
| 外付け(raid5) | PC | 10.0 |
| 外付け(raid5) | 内臓(raid1) | 8.8 |
| 外付け(raid5) | 外付け | 8.3 |
| 外付け | PC | 9.7 |
| 外付け | 内臓(raid1) | 9.1 |
| 外付け | 外付け(raid5) | 5.9 |
環境: PC:Pen4 2.6GHz RAM:2GB LAN:1000BASE-T
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さて、面白いのが、PC -> 外付け、外付け -> PC、外付け(raid5) -> PC の転送速度が 10.0MB/s でほぼ同じということ。USB バスの転送速度が MAX でこの近辺なのではないでしょうか。また、raid5 の読み出しは書き込みほど負荷がかからないようにも読み取れます。
内臓 -> PC の転送速度が最高速になっています。同様に、読み出しについては負荷はかかっていないようです。
内臓の HDD をもっと高速なものに変えれば読み出しは、もっと高速になる可能性がありますが、発熱の問題があるのでジレンマです。
もっと高速な CPU を積んでいれば、書き込みが高速化されそうです。raid の計算を高速化するパッチもあるそうですが、すでに大量のデータをコピーしてしまったのでパッチを当てる度胸はありません。
結論。
USB の転送速度は、約 10 〜 12MB/s。
raid1 の書き込みは、約 8.5 〜 9MB/s。
raid5 の書き込みは、約 6.0MB/s。
読み出しについての raid のオーバーヘッドは、無視しても構わない程度である。
外付け raid のボトルネックは、書き込みは raid5 のパリティ生成。読み出しは USB バス。ということのようです。
今年も後もう少し、来年もいろいろやりたいと思いますので、よろしくお願いします。