Sirius -旧ブログ、更新されません-

2007年02月03日の記事

2007年2月3日(土) 21:15

Windows 共有と Norton Internet Security

新しい VAIO type U は Windows Vista です。が、この Vista から他のマシンの共有が見れませんでした。

いろいろ探ると、Norton Internet Security のファイアウォールがデフォルトで

Windows 共有をすべて遮断している
参照さえも遮断しています。インターネット以外は使うなって事? また、
ローカルなネットワークも信頼していない
さらに、
信頼するアドレスへの追加は単独のアドレスのみ
で範囲指定も出来ない、ということが分かりました。

サービスで付いてきたから使っているけど、こんなもんに金は出せない。サービス期間が終わったらさっさと別のソフトに変えます。
Symantec のソフトは昔から避けていました。最悪は Windows 95 のころに入れてみた Norton Utility でした。パソコンを投げつけたくなるほど重くするソフトでした。それ以来個人では Norton シリーズは一切使っていません。
今回も使いたくはないのですが、セキュリティソフトをいれずにネットワークを使う危険は避けたいです。でも、やはりお金が…。

ただ、Norton の悪口ばかり言っていますが、例えば Norton Ghost なんかは、ものすごく重宝しているし、技術もすごいなと思っています。
仕事柄、パソコンのセットアップを 50 台とか 100 台とかしなくちゃいけないときに、この Ghost は、マルチキャストを使って、HDD のイメージをネットワーク経由で配布できます。本当にマルチキャストでやっているようで 10 台やるのも 50 台やるのも殆ど時間に変わりがありません。どうせ時間がかかるだろうと思っていたのでこれは感動しました。やるな Norton と思いました。まあ、ネットワークに不都合があったりすると時間がかかりますが、これは Ghost の所為ではありません。ハブの問題だったりケーブルや LAN カードの所為だったりします。
また、Norton Anti Virus の企業向けのものを使ったときも、ドメイン構成にしているとサーバからクライアントへインストールでき、一台づつセットアップする必要がなく、これも助かりました。

個人では使いたくないが、仕事では使いたい。なんとも不思議なソフトです。

あと、Windows Vista のデフォルトでは、Linkstation をアクセス制限ありで使用していると Linkstation の共有にアクセスできませんでした。
Buffalo の Q&A に対処方がありましたが、コントロールパネル -> システムとメンテナンス -> 管理ツール -> ローカルセキュリティーポリシー -> ローカルポリシー -> セキュリティオプション -> "ネットワークセキュリティ:LAN Manager 認証レベル" を "LM とNTLM 応答を送信する" に設定しないとだめでした。

written by sirius [Vaio type U] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

この記事へのトラックバックPingURL

2007年2月3日(土) 13:37

カーネルモジュールのコンパイル

Linkstation wiki に LS-GL のソース一式があるので、カーネルモジュールのコンパイルをして、iso をマウントできるようにしてみます。
ソースは、gpl_ls-gl.zip です。
カーネルソースは、解凍したファイルの中の、linux-2.6.12_lsp.1.7.8.tgz です。

# tar xzvf linux-2.6.12_lsp.1.7.8.tgz
# cd linux-2.6.12_lsp.1.7.8
# make menuconfig
メニューから、iso ファイルシステムをモジュールでコンパイルするように設定します。ついでに、udf も有効にしました。

Makefile は、クロスコンパイル用の Makefile なのでこのファイルの中の
CROSS_COMPILE=arm-none-linux-gnueabi-
の先頭に # をつけてコメントにします。

次に環境変数に gcc のヘッダファイルのパスを設定します。
# export C_INCLUDE_PATH=$C_INCLUDE_PATH:/opt/arm-gnu/buffalo-ls-gl/include:/opt/arm-gnu/buffalo-ls-gl/lib/gcc/arm-none-linux-gnueabi/3.4.4/include:/opt/arm-gnu/buffalo-ls-gl/include:/opt/arm-gnu/buffalo-ls-gl/lib/gcc/arm-none-linux-gnueabi/3.4.4/include

では、コンパイル。コンパイル時間がわかるように time コマンドを使ってみます。
# time make


real 79m15.277s
user 74m0.600s
sys 4m52.980s

約 80 分で終わりました。

# make modules_install
# mv binaries/lib/modules/2.6.12.6-arm1/kernel/fs/{isofs,udf} /lib/modules/2.6.12.6-arm1/kernel/fs/.
# depmod -a
# modprobe isofs
# lsmod
Module Size Used by
isofs 23620 0
appletalk 32372 20
psnap 3076 1 appletalk
llc 5748 1 psnap
# rmmod isofs

うん、いけそう。
マウントしてみます。
# mount -o loop test.iso /mnt/tmp
# df
 Filesystem 1k-blocks Used Available Use% Mounted on
 /dev/sda3 19532832 595524 18937308 3% /
 /dev/ram1 15360 72 15288 0% /mnt/ram
 /dev/ls_disk1_1 194443 72698 111706 39% /boot
 /dev/ls_disk1_6 57741504 6749576 50991928 12% /mnt/disk1
 /dev/sda2 493212 417064 76148 85% /mnt/rootfs
 /dev/loop0 4341354 4341354 0 100% /mnt/tmp
# ls /mnt/tmp
AUDIO_TS VIDEO_TS
# umount -d /mnt/tmp

なお、アンマウントする際に -d オプションをつけないと loop デバイスが解放されません。
ついでに USB プリンタなんかのモジュールもコンパイルしてみました。USB プリンタをつないでの確認はしていませんが、コンパイルは特にエラーもなくできました。

OK。

written by sirius [/Linkstation] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

この記事へのトラックバックPingURL
Sirius -旧ブログ、更新されません-

MySketch 2.7.2 written by 夕雨