Sirius -旧ブログ、更新されません-

2008年11月の記事

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2008年11月10日(月) 00:06

Fedora9 にした後の設定

シリアルコンソールが使えないのはどうやら agetty が動いてないからのようです。
upstart は/etc/event.d 以下をみているようなので、/etc/event.d/ttyS0 を作成してみました。
tty1 をコピーして、tty1 を ttyS0 に変更し、最後の行も /bin/agetty 57600 ttyS0 にしてみたところ、シリアルコンソールにログインプロンプトが出るようになりました。

セカンドサーバにする予定なので NetworkManager が動いていると勝手にネットワークの設定をしてしまうので、停止しました。
ntsysv コマンドを使用して起動時に NetworkManager が動かないように登録を解除しました。
ただ、そのままだと DNS が使えなくなるので /etc/resolv.conf を修正しました。
domain xxx.yyy.jp
nameserver www.xxx.yyy.zzz

ジャンボフレームを使うように MTU の設定を /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 に追加しました。


インストールしているパッケージのアップデートをしておきます。
yum -y update

セカンド DNS サーバとしたいので bind をインストール。設定ファイルはメインのサーバからコピーして必要箇所を修正。

Samba をインストールしましたがユーザの設定がうまくいかなかったので、swat からユーザを追加しました。

swat の有効化は、/etc/xinetd.d/swat を以下のように修正しました。
service swat
{
    port = 901
    socket_type = stream
    wait = no
    only_from = 127.0.0.1
    only_from = 192.168.1.0 ← 追加(内部ネットワークアドレス)
    user = root
    server = /usr/sbin/swat
    log_on_failure += USERID
    disable = yes
    ↓
    disable = no ← noへ変更
}
これで http://サーバ:901/ で swat のページが開けます。

あと、kernel のコンパイルで menuconfig が使えるように ncurses を入れました。

システムのバックアップを rsync を利用して USB でつなげた HDD にとりますが、バックアップ時以外はスタンバイするように sdparm をインストールしました。
起動時にすぐスタンバイするように sdparm --command=stop /dev/sda を /etc/init.d/rc.local に追加しました。

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2008年11月8日(土) 21:19

Fedora9化成功

Fedora9 にしたものの、Fedora8 パッケージが一部残ってしまったので今度は FC7 から Fedora9 にしてみました。掲示板等で Fedora9 でうまく動かないというのはカーネルのバージョンのためでしょうか、カーネル 2.6.25.19 にした状態でアップグレードしています。
FC7 は インストールキットでインストールし、yum を動くものに変えた後、rpm と python、perl を FC7 の最新にした状態です。

念のため、rpm のデータベースを再構築。
# rpm --rebuilddb

リリースをダウンロードしてインストール。

# wget http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/releases/9/Fedora/ppc/os/Packages/fedora-release-9-2.noarch.rpm
# wget http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/releases/9/Fedora/ppc/os/Packages/fedora-release-notes-9.0.0-1.noarch.rpm
# rpm -Fvh fedora-release-9-2.noarch.rpm fedora-release-notes-9.0.0-1.noarch.rpm
rpm とyum を Fedora9 のパッケージにアップグレード
# yum clean all
# yum -y update rpm\* yum\*

再度rpm のデータベースを再構築してアップグレード
# rpm --rebuilddb
# yum -y upgrade
今度はエラーなく終わりました。

続いて Base システムのアップグレード
# yum groupupdate Base
再起動。
# reboot

…。やはりシリアルコンソールにログインプロンプトが出ません。ssh で作業。

パッケージのチェック
# package-cleanup --orphans
古いカーネルパッケージを削除。

rpm のデータベースを再構築して開発環境のインストール。
# rm -f /var/lib/rpm/__* ; rpm --rebuilddb
# yum groupinstall "Development Tools"

Fedora9 になったので、当分の間、玄箱/HG も現役で使えそうです。
この Fedora9 でいろいろ設定していきたいと思います。

written by sirius [玄箱] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(2)] [TB(0)]

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2008年11月3日(月) 10:43

Fedora9 が動いた?

うまく Fedora8 にできたので今度は Fedora9 にしてみました。
init プロセスが upstart に変更になって玄箱でうまく動かなくなったという話を聞くし、Fedora9 で動いているという話も聞かないので失敗する可能性が高いのですが、自分で確かめてみないと分かりません。
Fedora8 で最新の状態にしてから挑戦してみました。まず、リリースをアップデートします。
なお、シリアルコンソールから作業しています。

念のため、rpm のデータベースを再構築。
# rpm --rebuilddb

リリースをダウンロードしてインストール。
# wget http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/releases/9/Fedora/ppc/os/Packages/fedora-release-9-2.noarch.rpm
# wget http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/releases/9/Fedora/ppc/os/Packages/fedora-release-notes-9.0.0-1.noarch.rpm
# rpm -Fvh fedora-release-9-2.noarch.rpm fedora-release-notes-9.0.0-1.noarch.rpm
rpm とyum を Fedora9 のパッケージにアップグレード
# yum clean all
# yum -y update rpm\* yum\*

再度rpm のデータベースを再構築してアップグレード
# rpm --rebuilddb
# yum -y upgrade
ここでエラーになってしまいました。Fedora8 で最新にしていたので、Fedora9 のパッケージのほうが古く、不整合を起こしてしまったようです。

そこで、リリースを新しいものにしてみました。
# wget http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/updates/9/ppc64.newkey/fedora-release-9-5.transition.noarch.rpm
# wget http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/updates/9/ppc64.newkey/fedora-release-notes-9.0.2-1.noarch.rpm
# rpm -Fvh fedora-release-9-5.transition.noarch.rpm fedora-release-notes-9.0.2-1.noarch.rpm

再度rpm とyum を Fedora9 の最新パッケージにアップグレード
# yum clean all
# yum -y update rpm\* yum\*

rpm のデータベースを再構築してアップグレード
# rpm --rebuilddb
# yum -y upgrade

うまくいきました。続いて Base システムのアップグレード
# yum groupupdate Base
再起動。
# reboot

どきどき。

起動したようだけどログインプロンプトが出ません。
???
ssh でログイン。
できました。??

ここからは ssh で作業しました。
パッケージのチェック
# package-cleanup --orphans
hal-info-20080607-2.fc8.noarch
ntfsprogs-1.13.1-8.fc8.ppc
kernel-2.6.26.5-28.fc8.ppc
のパッケージが検出されました。hal-info-20080607-2.fc8.noarch や ntfsprogs-1.13.1-8.fc8.ppc を削除しようとすると、Fedora9 のパッケージまで削除しようとするので kernel-2.6.26.5-28.fc8.ppc だけ削除しました。
# yum remove kernel-2.6.26.5-28.fc8.ppc

パッケージの二重チェック
# package-cleanup --dupes
二重になっているパッケージは無し

rpm のデータベースを再構築して開発環境のインストール。
# rm -f /var/lib/rpm/__* ; rpm --rebuilddb
# yum groupinstall "Development Tools"

シリアルコンソールからログインできませんが、どうやら Fedora9 になったようです。

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2008年11月2日(日) 16:38

グラタンにアクセスできなくなってしまった

やってしまった!

グラタンの MTU は、1500 に設定されています。そこで、アクセス速度を上げるためにジャンボフレームを利用してみようと思いました。
調べたところ、/etc/network/interfaces に eth0 の記述があり、ここで MTU が設定できるようでした。
シリアルコンソールをつけていないので、ネットワークがこけたらアクセス不能になってしまう。そんな不安もありましたが、失敗を恐れていたら何も始まらない、玉砕覚悟で書き換えました。標準では
iface eth0 inet dhcp
となっているところに
iface eth0 inet dhcp mtu 9000
としてジャンボフレームの設定を追加しました。一応、手動で ifconfig してみて大丈夫なことは確認しました。
# ifconfig eth0 mtu 9000

さて、再起動。
…。
…。
…。

いくら待ってもネットワークの一覧にでてこないし、ssh もつながりません。やってしまいました。
さてどうするか。とにかく分解して HDD を取り出します。何につなげるか。

そうだ、Terastation なら raid が使えるから設定してやれば raid1 で認識するかもしれない。
そう考えて、内蔵していた 2 台の HDD を USB で Terastation につなげました。sda, sdb で認識しました。
Terastation のコンフィグファイル /etc/mdadm.conf に md2 を追加してスキャン。
…。
見つけられない。しょうがないので、それぞれを単体でマウントし、interfaces ファイルを一度 Terastation の HDD へコピーして MTU の記述を削除、そしてそれぞれの HDD へコピーしました。
これでうまくいくとは思えませんが、raid のリビルドが走るかもしれないと思い、HDD を元に戻し、グラタンを起動。

…。あれ、リビルドなしで動いちゃった。interfaces ファイルを書き換えたりしてもエラーになりません。ま、動いているからいいか。何回か再起動しても大丈夫。早いうちにシステムのバックアップをとらなくちゃ。

何とか無事に復旧できたようです。その後、手動で MTU を変えてファイルをコピーしてみましたが、MTU を 7200 にしても、9000 にしても転送速度に違いは感じられませんでした。
くたびれた。

written by sirius [グラタン] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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2008年11月1日(土) 13:43

Kernel-2.6.25.19 をコンパイルしてみる

玄箱/HG を Fedora8 にできたので今度はカーネルのコンパイルをして見ます。
一応、gcc とかは最新の状態になっているはずなので、玄箱のパッチのある最新のソースということで、2.6.25.19 をコンパイルしました。

まず、ソースとパッチを取得します。
玄箱用のパッチを公開してくれている人に感謝です。場所はここです。

# wget http://www.genbako.com/kurobox-sources-2.6.25.patch
# wget http://www.genbako.com/kurobox-section-mismatch2625.patch
カーネルソースは ring サーバから取得しました。
# wget http://www.t.ring.gr.jp/archives/linux/kernel.org/kernel/v2.6/linux-2.6.25.19.tar.gz

ソースを展開してパッチを当てます。
# tar xvfz linux-2.6.25.19.tar.gz
# cd linux-2.6.25.19
# patch -Np1 <../kurobox-section-mismatch2625.patch
# patch -Np1 <../kurobox-sources-2.6.25.patch

コンフィグレーションを行います。
# cp config_kuroboxhg .config
# export ARCH=ppc
# make oldconfig

環境変数 ARCH を設定しないとうまくいきません。
カーネルの作成。
# make vmlinux

できたカーネルを hda1 のブートへコピーします。hda1 は /mnt/hda1 へマウントしました。
# mount /dev/hda1 /mnt/hda1
# objcopy -O binary vmlinux /mnt/hda1/boot/vmlinux-2.6.25-kuroboxHG
# cp System.map /mnt/hda1/boot/System.map-2.6.25-kuroboxHG

モジュールのコンパイルとインストール。
# make modules
# make modules_install

起動時に新しいカーネルを選択できるようにブートメニューに追加します。

# vi /mnt/hda1/etc/kuro_boot.conf

3 番目のメニューに追加しました。
# Menu entry No.3
#
menu3="Fedora8(kernel 2.6.25.19)"
loader3=/boot/loader_hg.o
kernel3=/boot/vmlinux-2.6.25-kuroboxHG
option3='cmdline="root=/dev/hda3"'

再起動して 3 番目から起動して動きました。
kuro_boot.conf を書き換えてデフォルトで 3 番目から起動できるようにしました。

うーーん、これで一通り環境はできたから後はサーバーとして dhcp や dns を動かせばいいのですが、Fedora9 にしたい。
ところが、Fedora9 から init プロセスが upstart に変わったのでうまく動かないらしい。どうするか。思案中です。

written by sirius [玄箱] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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