slatedroid のフォーラム上に NPAD と同型と思われる機種のファームウェアがアップされています。二人のかたがそれぞれアップしていますが、jim という人が昨日アップしたものが前回アップされているものと中身は全く同一だったりして本人はちょっと混乱しているようです。で、結局 jim が最新だと今日あげたものは、22 日に別の人がアップしたものと同じものでした。
というわけで、22 日のファームを当てていきたいと思います。
今回は、ただファームを当てるだけではなく、あらかじめ、build.prop の編集や rooted にしてから当てました。
ファームウェアの展開、結合方法は過去の記事を参考にしてください。
さらに今回は、後からインストールしたアプリケーションもまとめてインストールしてみたいと思います。
ファームウェアに入っているアプリケーションは、/system/app 以下に配置されますが、後からインストールしたアプリケーションは、/data/app 又は、/data/app-private に配置されます。
あらかじめ、この二つを sdcard にコピーしておきます。
adb で接続して
# (cd /data;tar cf /sdcard/app.tar app*)
ただし、アプリケーションだけだと戻したときにうまく動かないものもあるようで、設定も戻さないとだめなようです。設定は /data/data 以下にアプリケーション毎にディレクトリが作成されていますので、こちらもバックアップします。バックアップのやり方は長くなるので次回説明したいと思います。
また、今現在、Market がきちんと動いているので、動いている AndroidID をメモしておきます。 adb で、
# sqlite3 /data/data/com.google.android.googleapps/databases/gls.db "select * from meta where name='androidId'";
FWDN でファームを更新する際、lk*.rom に nand のパーティション情報が書いてあるようです。#354 から #71 に書き換える際、tcc8900_mtd.img だけ書き込んだときは起動に失敗しました。lk*.rom も一緒に書き込むと、まず、nand を切りなおしてからファームが書き込まれました。なので、場合によっては /nand のデータが消えてしまうことがあるります。/nand 以下のデータのバックアップはとっておいた方がいいでしょう。
ファームを更新した初回起動時にタッチスクリーンのキャリブレーションを行いますが、その時に adb で接続し、/data に戻して再起動します。このとき AndroidID を書き換えるのなら一緒にやります。ファーム更新前の ID に戻すといいと思います。abd で、
# (cd /data;tar xf /sdcard/data.tar;tar xf /sdcard/app.tar)
# sqlite3 /data/data/com.google.android.googleapps/databases/gls.db "update meta set intvalue='メモしたandroidId' where name='androidId'";
# sync
# reboot
再起動したら、キャリブレーションをやり、普通に進めます。
いくつかのアプリケーションはこのやり方でもだめでした。起動したらアプリケーションの確認をしてうまく動かないものはアンインストールして再インストールすれば動きます。
アカウントの設定をやり、マーケットを起動すると、androidID を書き戻してあるのでダウンロード履歴が有効で、インストール済みとなっていると思います。更新があれば更新できました。
今回のファームの起動画面は、Phecda のロゴでした。電源投入直後も、ブート中も同じ画面なので、ファーム更新モードかどうかわかりずらいです。
また、Google Map やブラウザで拡大、縮小がマルチタッチでできました。
#71 もマルチタッチができます。#354 は試していません。
NPAD のファームウェア
#354
#71(slatedroid 要ログイン)
#167