2011年2月1日(火) 21:16
再配布を制限したいのはなぜかというコメントをいただいたきました。純粋な疑問だと思います。
そういった意見が欲しくて実は記事にしました。公開時にいきなり再配布を禁止してしまうとどのような反応があるのか分からないので試してみました。
理由は単純で、自分が作ったソフトウェアが自分の管理下になくなってしまうのが嫌だということです。ネット上で一度公開したものは、なかなかコントロールが難しいと思います。例えば何らかの事情があって公開を停止しようと思っても再配布されていては意味がなくなってしまいます。
自分自身も、オープンソースソフトウェアや、フリーウェア等さまざまな無料ソフトにお世話になっています。中には GPL なソフトウェアもあります。確かに、GPL にすることによってすばらしいソフトウェアが開発されることもあるでしょう。
しかし、個人的な意見として GPL については疑問を持っています。GPL は開発者(配布者)を制限するものであり、場合によっては私のように公開をためらう開発者も出るでしょう。そんな制限がつくなら公開しないよってことです。仕事でということであればいろいろなメリット/デメリットを考えて決めるでしょう。個人の趣味でということであればデメリットが強いように感じます。公開するメリットと、デメリット。個人の趣味で作ったものであれば公開する/しないはその個人の自由です。実際のところ、同じ理由で今まで作ったソフトウェアの中で GPL であるがために公開していないソフトウェアがあります。自分としては便利に使っています。同じようなことがしたい人もいるだろうなと思いますが、公開していません。(そのうちのいくつかは Windos プログラムなので GPL 部分を排除してバイナリのみ公開したいと考えています。)
今回は実験として GPL を回避するために工夫して公開してみる(ゼロからソースを作成しソースのみを公開する)ことにしました。(GPL であれば公開はしないでしょう)
実際問題として再配布を禁止したとしても、それを検証するすべは私にはありません。ソースが流用されたことを確認する手段も無いでしょう。しかし、場合によっては見つけてしまうかもしれません、そういったリスクを負ってまでやることではないでしょう。(その程度のソフトウェア/ソースです)
私もソフトウェアを作るものとして、利用にあわせてソースを改変したいと思います。だから改変を禁止することはしませんし、その改変部分をパッチとして公開することを制限しようとは思いません。
GPL はすばらしいとも思いつつ、同時に足かせになっているとも感じるため、いろいろな意見があるでしょうが、今回はこのようにしようと決めました。
written by sirius
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