Sirius -旧ブログ、更新されません-

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2012年1月30日(月) 18:57

dovecot, squirrelmail の設定2

dovecot の設定

メールサーバー構築(Postfix+Dovecot) - Fedoraで自宅サーバー構築

dovecot は IMAP POP3 両方できるようなので一度に設定します。



設定ファイルは /etc/dovecot.conf です。

protocols = imap imaps pop3 pop3s

listen = *

mail_location = maildir:~/Maildir



squirrelmail の設定



squirrelmail の設定は、/usr/share/squirrelmail/config/conf.pl を使って行います。

日本語表示をするためには EUC-JP の locale がインストールされている必要があります。



conf.pl で必要な設定は、

まずはじめに、

D. Set pre-defined settings for specific IMAP servers

で IMAP サーバを指定すると楽でしょう。

ただ dovecot でもデフォルトの uw でも大丈夫でした。



2. Server Settings

-> 1. Domain

-> 3. Sendmail or SMTP

10. Languages

-> 1. Default Language

--> ja_JP

->2. Default Charset

--> iso-2022-jp

です。その他

3. Folder Defaults

とかは環境に合わせて設定してください。

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2012年1月29日(日) 21:04

HD-HGLAN に 1.5GB HDD を内蔵させる。

サーバの構成を次のように変更しようと思っています。








玄箱/HG 1 号機:内向きサーバ(Fedora12)内向きサーバ(Fedora12)
玄箱/HG 2 号機:MP3 置き場(Fedora11)外向きのメールサーバ(Debian squeez)
玄箱/HG 3 号機:外向きメールサーバ(MontaVista Linux)内向きサーバのバックア>ップ(Debian squeez)
HGLAN 1 号機:TV 録画(今は使っていない)MP3 置き場
HGLAN 2 号機:ISO 置き場(バックアップ)予備
HLWG:予備独立セグメントの無線ア>クセスポイント化



構成を変更しようと HGLAN 1 号機に 1.5TB の HDD を内蔵させ、ファームの更新を行っていたら、フォーマットでつまずいて更新できなかったので、/force オプションで強行したらファームのチェックサムエラーがでて起動しなくなり、レンガになってしまいました。



そういえば、いままで容量の大きい HDD は新規でファームを入れられなかったので一度動いている Linkstation でシステムをコピーしてから入れ替えていたのを忘れていました。まあ、レンガになった HD-HGLAN は部品取り用としてしまっておきます。(電源とか)



さて、HD-HGLAN はもう一台あるのでこちらのシステムをコピーし 2 号機にHDD を内蔵させました。しかし、ディスクへのアクセスが異常に遅く(数MB/s)、常用するに堪えません。



変換に KURO-SATA を使いました。調べてみると、KURO-SATA は、SATA 1.5G しかつなげられないようです。どうも PIO で動いている感じです。PIO なら非力な CPU ですし納得です。

hdparm でパラメータを見ようとしましたが、表示されません。



内蔵させた SATA は Seagate です。ラベルを見ても 1.5G で動作させるジャンパの設定が見つかりませんでした。ジャンパ自体はあるのですが、 古い Seagate の HDD のジャンパ設定をまねても駄目でした。Seagate のマニュアルを読むと 320GB 以下の HDD じゃないと反映されないようです。



結局、Seagate の HDD を内蔵させるのはあきらめて、WD の 1TB を内蔵させてみることにしました。WD もジャンパの 5-6 をショートさせることで 1.5G にできるようです。



WD の HDD を内蔵させましたが起動して使ってみると相変わらずの速度です。再度 hdparm で設定内容を表示させて見ました。今度はきちんと表示され、HDD の転送を確認すると、DMA が off になっていました。



# hdparm -d1 /dev/hda

とすることで DMA を on にすることができました。20 GB 位コピーしてみましたが大丈夫なようです。転送速度も 13 MB/s 位になりました。



# hdparm -k1 /dev/hda

としてこの内容を保存して再起動しても DMA が on のままになるようにしてみました。しかし再起動したらまた DMA が off になってしまいました。しょうがないので /etc/init.d/hdparm で DMA を on にするようにしました。



これから玄箱の MP3 データを 400GB 程度コピーします。

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2012年1月25日(水) 18:18

dovecot squirrelmail の設定

MTA に postfix、IMAP, POP に dovecot、webmail にsquirrelmail を使いメールサーバを構築します。



# yum install postfix dovecot squirrelmail



postfix の設定

【Vine Linuxで自宅サーバー】Postfixの基本設定

Postfix + インストール + OP25B設定 | ninxit.blog

を参考にさせていただきました。



まず、デフォルトの MTA を変更します。

# alternatives --config mta

で postfix を選びます。



メールの格納方式を Maildir 方式にします。

postfix の設定は、/etc/postfix/main.cf を編集して行います。

設定項目は、

myhostname = ドメインを含めたホスト名(当サイトであれば sirius10.dip.jp)

mydomain = ドメイン名(当サイトであれば sirius10.dip.jp)

myorigin = $mydomain

inet_interfaces = all

mydestination = $myhostname

mynetworks = LAN内のネットワークアドレス, 127.0.0.0/8

home_mailbox = Maildir/

disable_vrfy_command = yes

smtpd_sasl_auth_enable = yes

broken_sasl_suth_clients = yes

smtpd_sasl_security_options = noanonymous

smtpd_sasl_local_domain = $myhostname

のあたりを追加しました。



後は、ユーザ毎に Maildir を作成します。

# mkdir -p /home/ユーザ名/Maildir/{new,cur,tmp}

# chown -R ユーザ名:グループ名 /home/ユーザ名/Maildir



次に、OP25B 対策です。

認証用のファイルを作成します。

# echo [プロバイダのメールサーバ]:ポート番号 アカウント:パスワード > /etc/postfix/authinfo

# postmap /etc/postfix/authinfo



やはり、/etc/postfix/main.cf で、

relayhost = [プロバイダのメールサーバ]:ポート番号

当方のプロバイダは OCN ですが、ポートは submission の 587 ではうまくいかず、25 番ポートでうまくいきました。

smtp_sasl_password_maps = hash:/etc/postfix/authinfo

smtp_sasl_mechanism_filter = CRAM-MD5

smtp_sasl_mechanism_filter は認証時の形式ですが、PLAIN としているページが多いようですが、かなり不安なので、CRAM-MD5 を試してみたところうまくいきました。

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2012年1月21日(土) 21:43

玄箱/HG の Fedora12 のリポジトリ

玄箱/HG の Fedora12 は本家からパッケージは削除されたので、そのままではパッケージのインストールはできなくなっています。パッケージをアーカイブしているサイトをリポジトリとして登録することで、インストールできるようになります。しかし、Fedora12 はもう古いので特に理由がない限り使わない方がよいと思います。



yum のリポジトリの設定は、/etc/yum.repos.d の下にあるので、まず、リリース用のリポジトリとして、fedora-archive.repo を作成します。



[fedora-archive]

name=Fedora $releasever - $basearch (Archive)

baseurl= http://archive.fedoraproject.org/pub/archive/fedora/linux/releases/$releasever/Everything/$basearch/os/

enabled=1

metadata_expire=7d

gpgcheck=1

gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-fedora-$basearch



アップデート分は、fedora-archive-updates.repo を作成します。



[fedora-archive-updates]

name=Fedora $releasever - $basearch - Updates(Archive)

failovermethod=priority

baseurl=http://archive.fedoraproject.org/pub/archive/fedora/linux/updates/$releasever/$basearch/

enabled=1

gpgcheck=1

gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-fedora-$basearch



これで yum を使い、パッケージのインストールができるようになりました。

written by sirius [玄箱] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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2011年7月30日(土) 19:41

ルータが壊れました

ちょっと調子が悪かったルータが壊れてしまいました。

Buffalo の WER-AM54G54 を使っていたのですが、ついに完全にインターネットに繋がらなくなりました。もともと調子が悪かったのでこの間、ワゴンセールをしていた PCI の MZK-WG300FF14 を予備に買っていたので交換しました。

これで全てのルータが Gbit に対応したことになります。

WER-AM54G54 は無線とハブの部分は大丈夫のようなので完全に壊れるまで無線ブリッジとして使おうと思っています。



ほかのルータも古いのでまた安いときに予備のルータを買うつもりです。

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2011年4月13日(水) 20:08

TL-C700 の新ファームウェア

TL-C700 のファームウェア が出たようです。

早速ダウンロードしてみました。TL-C700 の弟分の TL-700SP の画面がよさげなのでちょっと期待。



と思ったら ver.2.30 ?

前と同じです。何で? ダウンロードのページを見てみると 4/11 から 4/12 にかけてファームウェアが大量に更新されています。



え、ただ単に整理しただけ?中身に違いなしなの?

ファーム書き換えツールとか日付の新しいものがありますが、ファーム自体は同じもののようです。

残念です。

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2011年4月5日(火) 22:01

Android が起動しなくなる。

あきばお〜から購入した P7 が、『android.process.acoreが予期せず停止しました』と出るようになり操作できません。

タスクキラー系のアプリケーションが原因の場合があるということなので、adb が使える間に削除してみました。



> adb uninstall com.estrongs.android.taskmanager



しかし変化なし。幸い、Clockwork Recovery でバックアップを取ってありました。adb でリカバリーモードで起動させ、バックアップを戻しました。adb が使える間に、



> adb shell reboot recovery



で、Clockwork Recovery を起動してバックアップを戻しました。

その後、Titanium Backup をマーケットを使って最新版にして、busybox をダウンロード、バッチリストアで元に戻しました。



ファームウェアを入れなおして戻すよりは楽でした。

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2011年4月4日(月) 20:27

apache-tomcat、MySQL、を USB メモリから起動する(容量削減 編)

サーブレットの確認まで出来たので一応終わりなのですが、全体の容量が 781MB 位になるので必要のないファイルを削除しました。

だいたい 284MB 位になります。削除するのは Java と MySQL です。



・Java 下のファイル

Demo

Include

Sample

src.zip



・MySQL 下のファイル

Docs

Embedded

include

lib

mysql-test

sql-bench



上のフォルダ・ファイルを全て削除しました。512MB の USB メモリでも大丈夫になりました。

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2011年4月1日(金) 20:44

apache-tomcat、MySQL、を USB メモリから起動する(サーブレット 編)

前回と同じ Test アプリケーションに追加します。

アプリケーションフォルダに WEB-INF フォルダを作成し、その下に web.xml ファイルを作成します。内容を次のようにします。

--------------------------------ここから----------------------------------


<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?>

<web-app xmlns="http://java.sun.com/xml/ns/javaee"

  xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"

  xsi:schemaLocation="http://java.sun.com/xml/ns/javaee

                      http://java.sun.com/xml/ns/javaee/web-app_3_0.xsd"

  version="3.0"

  metadata-complete="true">  



  <display-name>MySQL Test</display-name>

  <description>

     MySQL Test

  </description>

  <servlet>

    <servlet-name>Testservret</servlet-name>

    <servlet-class>Testservret</servlet-class>

  </servlet>



  <servlet-mapping>

    <servlet-name>Testservret</servlet-name>

    <url-pattern>/MySQL</url-pattern>

  </servlet-mapping>

</web-app>


--------------------------------ここまで----------------------------------

WEB-INF の下に classes フォルダを作成し、Java のソースをおきます(Testservret.java)。内容を次のようにします。

utf8 で保存します。※

--------------------------------ここから----------------------------------


import java.io.*;

import javax.servlet.*;

import javax.servlet.http.*;

import java.sql.DriverManager;

import java.sql.Connection;

import java.sql.Statement;

import java.sql.ResultSet;



public class Testservret extends HttpServlet {

  Connection con = null;

  Statement objSql= null;

  ResultSet rs = null;



  public void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response) throws IOException, ServletException{



    response.setContentType("text/html; charset=utf8");

    PrintWriter out = response.getWriter();



    out.println("<html>");

    out.println("<head>");

    out.println("<meta http-equiv=¥"Content-Type¥" content=¥"text/html; charset=utf8¥">");

    out.println("<title>データベーステスト</title>");

    out.println("</head>");

    out.println("<body>");

    out.println("<table border=1>");



    try {

      Class.forName("com.mysql.jdbc.Driver").newInstance();

      // データベースへ接続

      con = DriverManager.getConnection("jdbc:mysql://localhost/local?characterEncoding=utf8","test_user","password");

      con.setReadOnly(true);

        // JDBC 問い合わせ SQL 作成

        objSql = con.createStatement();

        // SQL 問い合わせ

        rs = objSql.executeQuery("select * from test_table");

        while( rs.next() ) {

            out.println("<tr><td>"+rs.getString("no")+"</td>");

            out.println("<td>"+rs.getString("name")+"</td>");

            out.println("<td>"+rs.getInt("score")+"</td></tr>");

        }

        con.close();

    }catch (ClassNotFoundException e){

      out.println("ドライバのロードに失敗しました");

    }catch (Exception e){

      out.println(e.getMessage());

    }



    out.println("</table>");



    out.println("</body>");

    out.println("</html>");

  }

}


--------------------------------ここまで----------------------------------

コンパイルします。

USB のルートの下に compile.bat ファイルを作成します。内容を次のようにします。

--------------------------------ここから----------------------------------


@echo off

%~d0

cd "%~p0"

set JAVA_HOME=%cd%¥jdk1.6.0_24

set CLASSPATH=%CLASSPATH%;%cd%¥apache-tomcat-7.0.8¥lib¥servlet-api.jar;.

set PATH=%PATH%;%JAVA_HOME%¥bin

cd apache-tomcat-7.0.8¥webapps

cmd.exe


--------------------------------ここまで----------------------------------

ダブルクリックしてコマンドプロンプトを起動して、


> cd Test¥WEB-INF¥classes

> javac -encoding utf8 Testservret.java


でコンパイルします。



http://localhost:8080/Test/MySQL をブラウザで開いてみてください。

テーブルが表示されれば OK です。



※エンコードについて

最近の web は utf8 が多いので、これから作る分は utf8 がよいと思いますが、Windows で作成する場合、メモ帳から utf8 で保存すると Java のコンパイルでエラーになります。Windows 版の Java のデフォルトエンコードは Shift-jis なので、-encoding オプションで明示的にエンコードを utf8 にする必要があります。さらに、メモ帳は utf8 で保存するさい、ファイルの先頭に BOM を付けます。Java は、この BOM に対応していないようです。ソースはメモ帳以外の、BOM を付加しないエディタで保存する必要があります。



Windows のみを使用するのであれば、Java のソースコードについては Shift-jis で保存し、デフォルトエンコードでコンパイルして問題ありません。出力する web ページが utf8 でも正しく表示できます。

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2011年3月31日(木) 20:17

Webalizer で DNS 逆引きをさせる。



参考:

Webalizer DNS Readme

Webalizerをインストール



webalizer を使ってアクセス解析をしていますが、いままで DNS の逆引きをしていませでした。デフォルトの設定では逆引きしないようです。



webalizer の設定ファイル webalizer.conf を書き換えて DNS キャッシュファイルを作成させるようにします。

webalizer.conf は以下を有効にしました。

DNSCache dns_cache.db

DNSChildren 0



既にログが大量にある場合 (ログが 44MB ほどありました)はかなり時間がかかるので、ログ解析とは別にショートカット webazolver を使って DNS キャッシュファイルを作成します。DNSChildren を 0 にすると、DNS キャッシュファイルは作成せずに、キャッシュファイルを利用して名前解決だけ行います。



ショートカット webazolver のプロパティは、

webalizer.exe -N 10 -C webalizer.conf -D dns_cache.db

とします。終わるまでに結構時間がかかります。



このままでは DNS キャッシュの作成を手動でやらないといけません。今まで全てのログを同じファイルに出力していましたが、一ヶ月単位でログを分割するように IIS を設定しました。

ログ解析と DNS キャッシュを同時に行うために DNSChildren の値は 5 に変更しました。

また、

Incremental yes

IncrementalName webalizer.current

にして古いデータを引き継ぐようにしました。



IIS ではログファイル名は、月単位で分割すると、u_ncYYMM.log (YY: 年、MM: 月) となるので次のようなバッチファイルを作成してタスクスケジューラに登録しました。



--------------------------------ここから----------------------------------


@echo off

set LOGDIR=C:¥inetpub¥logs¥LogFiles¥W3SVC1

set LOG=u_nc

for %%i in (%LOGDIR%¥%LOG%????.log) do set LASTFILE=%%i

for %%i in (%LOGDIR%¥%LOG%????.log) do if not %LASTFILE%==%%i set PREFILE=%%i

C:¥webalizer-2.21-02-cygwin¥webalizer.exe -c C:¥webalizer-2.21-02-cygwin¥webalizer.conf -N 0 %PREFILE%

C:¥webalizer-2.21-02-cygwin¥webalizer.exe -c C:¥webalizer-2.21-02-cygwin¥webalizer.conf %LASTFILE%


--------------------------------ここまで----------------------------------

一応、月替わりも考慮して前月分は DNS キャッシュは作成しないでページを作成して、今月分は DNS キャッシュを作成するようにしました。

written by sirius [WindowsWebServer2008] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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2011年3月30日(水) 20:52

apache-tomcat、MySQL、を USB メモリから起動する(jsp 編)

データベースを作成し、jsp を使ってデータベースの内容を表示させます。

まず、MySQL でユーザとデータベース、テーブルを作成します。各コマンドの詳しい内容は調べてください。



ユーザの作成。(このユーザには全ての権限を与えています。)


mysql> grant all on *.* to test_user@localhost identified by "password";

Query OK, 0 rows affected (0.00 sec)




データベースの作成。


mysql> create database local collate utf8_general_ci;

Query OK, 1 row affected (0.00 sec)




テーブルの作成。(日本語のコードは utf8 にしています。)


mysql> use local;

Database changed

mysql> set character set utf8;

Query OK, 0 rows affected (0.00 sec)



mysql> create table test_table(no char(8) primary key, name text not null, score int);

Query OK, 0 rows affected (0.03 sec)




確認。


mysql> show fields from test_table;

+-------+---------+------+-----+---------+-------+

| Field | Type    | Null | Key | Default | Extra |

+-------+---------+------+-----+---------+-------+

| no    | char(8) | NO   | PRI | NULL    |       |

| name  | text    | NO   |     | NULL    |       |

| score | int(11) | YES  |     | NULL    |       |

+-------+---------+------+-----+---------+-------+

3 rows in set (0.01 sec)




jsp を置くためのアプリケーションの配置。

Tomcat のフォルダ下の webapps の下にアプリケーション名でフォルダを作成します。今回は Test とします。

Test の下に次の内容の index.html を作成します。文字コードを utf8 で保存してください。

--------------------------------ここから----------------------------------


<html>

<head>

  <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf8">

  <title>jsp のテスト</title>

</head>

<body>

<ul>

  <li><a href="insert.jsp">レコードの追加</a>

  <li><a href="display.jsp">レコードの表示</a>

  <li><a href="MySQL">サーブレットの実行</a>

</ul>

</body>

</html>


--------------------------------ここまで----------------------------------

サーブレットの実行は次に説明するつもりです。



同様に insert.jsp を作成します。文字コードを utf8 で保存してください。

--------------------------------ここから----------------------------------


<html>

<head><title>全レコードの追加</title></head>

<%@ page language="java" contentType="text/html; charset=utf8" %>

<%@ page import="java.sql.*" %>

<body>

<%

    Connection con = null;

    Statement objSql= null;

    int rs = 0;



    try {

        // MySQL JDBC Driverのロード

        Class.forName("com.mysql.jdbc.Driver");



        /* データベースへ接続 */

        con = DriverManager.getConnection("jdbc:mysql://localhost/local?characterEncoding=utf8","test_user","password");



        // ――――― コネクションに対する操作 ―――――

        // JDBC 問い合わせ SQL 作成

        objSql = con.createStatement();



        // SQL 問い合わせ

        rs += objSql.executeUpdate("insert into test_table (no, name, score) values('12345678', '漢字の名前', 0)");

        rs += objSql.executeUpdate("insert into test_table (no, name, score) values('00000001', 'name of alpha', 0)");

        rs += objSql.executeUpdate("insert into test_table (no, name, score) values('00000002', '斎藤 ・・', 0)");

        rs += objSql.executeUpdate("insert into test_table (no, name, score) values('00000005', '赤城 ・・・', 0)");

        rs += objSql.executeUpdate("insert into test_table (no, name, score) values('01010101', '湯沢 ・', 0)");

        rs += objSql.executeUpdate("insert into test_table (no, name, score) values('11111111', '唐沢 ・・〜', 0)");

        rs += objSql.executeUpdate("insert into test_table (no, name, score) values('23232323', '新庄 ・・', 0)");

        rs += objSql.executeUpdate("insert into test_table (no, name, score) values('21212121', '赤松 ・・', 0)");

        rs += objSql.executeUpdate("insert into test_table (no, name, score) values('55555555', '榊 ・', 0)");

        rs += objSql.executeUpdate("insert into test_table (no, name, score) values('99999999', '横木 ・・・', 0)");

        rs += objSql.executeUpdate("insert into test_table (no, name, score) values('00000000', '町田 ・・', 0)");

        //接続をクローズ

        con.close();

        out.println("テーブルに"+rs+"レコード追加しました。");

    }catch (ClassNotFoundException e){

      out.println("ドライバのロードに失敗しました");

    }catch (Exception e){

      out.println(e.getMessage( ));

    }

%>

</body>

</html>


--------------------------------ここまで----------------------------------



同様に display.jsp を作成します。文字コードを utf8 で保存してください。

--------------------------------ここから----------------------------------


<html>

<head><title>jsp のテスト</title></head>

<%@ page language="java" contentType="text/html; charset=utf8" %>

<%@ page import="java.sql.*" %>

<body>

<table border="2">

<tr><td>id</td><td>name</td><td>score</td></tr>

<%

    Connection con = null;

    Statement objSql= null;

    ResultSet rs = null;



    try {

        // MySQL JDBC Driverのロード

        Class.forName("com.mysql.jdbc.Driver");

        

        /* データベースへ接続 */

        con = DriverManager.getConnection ("jdbc:mysql://localhost/local?characterEncoding=utf8","test_user","password");



        // ――――― コネクションに対する操作 ―――――

        // 読みだすだけなので、読み込み専用にする。

        con.setReadOnly(true);

        // JDBC 問い合わせ SQL 作成

        objSql = con.createStatement();

        // SQL 問い合わせ

        rs = objSql.executeQuery("select * from test_table");

        while( rs.next() ) {

            out.println("<tr><td>"+rs.getString("no")+"</td>");

            out.println("<td>"+rs.getString("name")+"</td>");

            out.println("<td>"+rs.getInt("score")+"</td></tr>");

        }



        //接続をクローズ

        con.close();

    }catch (ClassNotFoundException e){

      out.println("ドライバのロードに失敗しました");

    }catch (Exception e){

      out.println(e.getMessage( ));

    }

%>

</table>

</body>

</html>


--------------------------------ここまで----------------------------------



http://localhost:8080/Test/ を開いて確認してください。

はじめに レコードの追加をして、レコードを表示させてください。

テーブルが表示されれば成功です。

次は、サーブレットを使ってみたいと思います。

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2011年3月29日(火) 20:56

apache-tomcat、MySQL、を USB メモリから起動する(MySQL 編)

続いて、MySQL を動かします。



MySQL のフォルダの下の my-small.ini を my.ini にコピーします。

USB のルートに置いた start.bat に次の内容を追加します。

--------------------------------ここから----------------------------------


cd ..¥mysql-6.0.11-alpha-win32

bin¥mysqld.exe --defaults-file=my.ini


--------------------------------ここまで----------------------------------

start.bat をダブルクリックすれば、 Tomcat と MySQL が動きます。



次にコマンドプロンプトから MySQL を操作できるようにします。

MySQL のフォルダの下に console.bat と言うファイルを作成します。内容は次のとおりです。

--------------------------------ここから----------------------------------


@echo off

%~d0

cd "%~p0"

set PATH=%cd%¥bin;%PATH%

mysql -uroot -p


--------------------------------ここまで----------------------------------

このバッチファイルをダブルクリックしてコマンドプロンプトを起動します。パスワードを聞いてきますが、初期状態ではパスワードは設定されていないのでエンターキーを押して進みます。

はじめに root のパスワードを設定します。




mysql> select host,user from mysql.user;

+-----------+------+

| host      | user |

+-----------+------+

| 127.0.0.1 | root |

| localhost |      |

| localhost | root |

+-----------+------+

3 rows in set (0.00 sec)



mysql> set password for root@localhost=password('secret');

Query OK, 0 rows affected (0.00 sec)



mysql> set password for root@127.0.0.1=password('secret');

Query OK, 0 rows affected (0.00 sec)



mysql> drop user ""@localhost;

Query OK, 0 rows affected (0.01 sec)



mysql> select host,user from mysql.user;

+-----------+------+

| host      | user |

+-----------+------+

| 127.0.0.1 | root |

| localhost | root |

+-----------+------+

2 rows in set (0.00 sec)



mysql>quit


ここでは、root にパスワード(secret)を設定し、不要なユーザを削除しています。



ここまで出来れば Tomcat と MySQL は動いていることになります。

Tomcat のコンソール画面で ctrl+C を押すことで Tomcat をシャットダウンできますが、コマンドラインからも終了させることが出来ます。

MySQL は、mysqladmin.exe でシャットダウンできます。USB のルートに shutdown.bat というファイルを作成します。内容は次のようにします。

--------------------------------ここから----------------------------------


@echo off

%~d0

cd "%~p0"

cd mysql-6.0.11-alpha-win32



bin¥mysqladmin.exe"  -u root -p shutdown



set JAVA_HOME=%cd%¥jdk1.6.0_24

cd ..¥apache-tomcat-7.0.8



bin¥shutdown.bat


--------------------------------ここまで----------------------------------

shutdown.bat をダブルクリックすると、MySQL のルートのパスワードを聞いてきますので、パスワードを入力すれば Tomcat と MySQL が終了します。

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2011年3月28日(月) 20:44

Android のソースを取得する。

git が使えるので Android のソースを取得してみました。

手順は、次のサイトに詳しく書かれています。

android - Linux関係のまとめサイト


$ wget http://android.git.kernel.org/repo

$ chmod 755 repo

$ mv repo ~/bin/

$ mkdir mydroid

$ cd mydroid

$ repo init -u git://android.git.kernel.org/platform/manifest.git

$ repo sync


5.5GB 程度になりました。

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2011年3月27日(日) 13:08

Jコミ の PDF を TL-C700 で読む

電気と水道は復旧しましたがまだガスが供給されずに不便です。しかし震災による生活も落ち着いてきました(慣れたともいいます)。震災に関する情報は私が書くよりも詳しく書かれているサイトがたくさんあるので普通の記事を再開しようと思います。



TL-C700 は PDF も読み込めるのでちょっと使ってみました。

ラブひなの作者、赤松 健氏が立ち上げた絶版マンガ共有システムのサイト J コミ で配布されている PDF を TL-C700 見てみました。ファイルを開くときにちょっと時間がかかります(我慢できる範囲です)。開いてしまえば普通に読めます。ただ、縮小処理をだいぶ手を抜いているようで小さい字は読めません。ズームすればちゃんと読めますがページを変えると全体表示に戻ってしまいます。相変わらずもう少しなできです。



しかし、読むだけなら意外と使えました。画像表示と違って PDF 表示は縦表示になるので回転させる手間がかからないし、本一冊がひとつのファイルになるので読み終わって削除するのもそれほど時間がかかりません。TL-C700 の用途が増えました。

寝ながらマンガが読めます。赤松 健氏には感謝です。Jコミが成功しますように。



また、teclast の新しい TL-C700SP が気になったので調べてみたら 7 inch で 800x480 の解像度らしいです。

この解像度なら今もっている 7 inch Android で十分なので新たに購入する必要はなさそうです。

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2011年3月14日(月) 20:21

地震による停電

M9.0 という信じられない規模の東日本大震災による停電で二日ほどサイトが落ちていました。昨日の夜半に復旧しました。地震のゆれや停電によるハード障害は今のところありません。不幸中の幸いというところでしょうか。



今日になっても余震は続いていますし、最大震度 6 強の余震の可能性も有るそうなのでまだ安心は出来ません。また、水道や都市ガスも復旧していません。普段の生活に戻るにもしばらくかかるようです。

とはいっても津波の被害にあった地区は相当な死者も出ていますし、福島の原子力発電所の状況も非常に悪いようです。私は幸運でした。



今思い出しても怖い地震でした。二度と体験したくありません。早く余震も収まってほしいです。

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