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コマンド仕様
kuro-rs-gen options {保存ファイル | [[-h ホスト] [-t TCP ポート] [-p port] [-a config]]}
用途によってオプションとパラメータが異なります。
- ファイルに保存する。
ファイルに保存する場合は、保存するファイル名を必要とします。
ホスト、TCP ポート、port は指定しないでください。
- KURO-RS を使って直接送出する場合は、保存するファイル名を指定しないでホストと TCP ポートを指定してください。保存ファイルがなく、ホストと TCP ポートの指定もない場合は、設定ファイルからホストと TCP ポートを読み込みます。設定ファイルの指定がない場合は、/usr/local/etc/kuro-rsd.cof から読み込みます。port を省略した場合は、ポート1を使って送出します。
- オプション
いくつかのオプションは必須です。
- カスタムコード、データコードがわかっている場合。
-v オプションでカスタムコード、-d オプションでデータコードを指定します。
カスタムコードはテーブルで定義してある必要があります。必要なパラメータをテーブルから検索します。
- テーブルに定義されていない場合。
-c オプションには送信データそのものを指定します。-c オプションを指定したときは、-v -d オプション以外の全てのオプションが必要です。
| -v | VenderID | カスタムコード、8bit または 16bit の 16 進数 |
| -d | DataCode | データコード、8bit の 16 進数 |
| -c | Code | 送信データ、16bit または 32bit の16進数 |
| -b | BitLength | 送信データのビット数、16 または 32 |
| -lh | LeaderBitCountHigh | Leader 部の on bit の数、10 進数 |
| -ll | LeaderBitCountLow | Leader 部の off bit の数、10 進数 |
| -o | OnBitCount | on bit の数、10 進数 |
| -s | StopBitCount | ストップビットのビット数、10 進数 |
| -r | RepeatType | データの繰り返しタイプ、1 〜 3 |
| -e0 | OffBitCount0 | 0 の時のビット数、10 進数 |
| -e1 | OffBitCount1 | 1 の時のビット数、10 進数 |
| -f | FrameSize | Leader 部を除いたデータのビット数、10 進数 |
以下のリモコンはデータをテーブルで持っているのでカスタムコードとデータコードを指定するだけで信号データを作成します。
| リモコン | カスタムコード |
SKNET の USB 地デジチューナー HDUSF
Buffalo のメディアプレーヤー LT-H90DTV
メーカ不明の HDMI セレクター SHDSW-4SV
Transcend のフォトフレーム PF720
Victor のサラウンドシステム TH-BA1
Uniden の地デジチューナー DT-100HDMI |
50ef
30ce
c4a2
50ef
c5 or f5
20 |
例えば、 HDUSF の Power 信号をファイルに保存するには、
$ kuro-rs-gen -v 50ef -d 81 Power
となります。
また、テーブルにない場合は全てオプションで指定しますが、データの繰り返しタイプ
が、
- NEC フォーマット
- コード + trailer の繰り返し(Victor)
- leader + コード + trailer の繰り返し(Uniden)
の信号のみ生成できます。
例えば、Buffalo のメディアプレーヤー DTV-X900 のリモコンは NEC フォーマットなので次のようになります。
$ kuro-rs-gen -c 309eb14e -b 32 -lh 90 -ll 45 -o 6 -e0 6 -e1 16 -s 6 -r 1 -f 1073 Power
あるいは、DTV-X900 のリモコンは、LT-H90DTV のリモコンとほとんど同じなのでLT-H90DTV のベンダーコードを指定して次のようにすることもできます。
$ kuro-rs-gen -c 309eb14e -v 30ce Power
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