KURO-RS-GEN

2011.03.06 by sirius



コマンド仕様

kuro-rs-gen options {保存ファイル | [[-h ホスト] [-t TCP ポート] [-p port] [-a config]]}

用途によってオプションとパラメータが異なります。

  • ファイルに保存する。
    ファイルに保存する場合は、保存するファイル名を必要とします。
    ホスト、TCP ポート、port は指定しないでください。
  • KURO-RS を使って直接送出する場合は、保存するファイル名を指定しないでホストと TCP ポートを指定してください。保存ファイルがなく、ホストと TCP ポートの指定もない場合は、設定ファイルからホストと TCP ポートを読み込みます。設定ファイルの指定がない場合は、/usr/local/etc/kuro-rsd.cof から読み込みます。port を省略した場合は、ポート1を使って送出します。
  • オプション
    いくつかのオプションは必須です。
    1. カスタムコード、データコードがわかっている場合。
      -v オプションでカスタムコード、-d オプションでデータコードを指定します。
      カスタムコードはテーブルで定義してある必要があります。必要なパラメータをテーブルから検索します。
    2. テーブルに定義されていない場合。
      -c オプションには送信データそのものを指定します。-c オプションを指定したときは、-v -d オプション以外の全てのオプションが必要です。
      -vVenderIDカスタムコード、8bit または 16bit の 16 進数
      -dDataCodeデータコード、8bit の 16 進数
      -cCode送信データ、16bit または 32bit の16進数
      -bBitLength送信データのビット数、16 または 32
      -lhLeaderBitCountHighLeader 部の on bit の数、10 進数
      -llLeaderBitCountLowLeader 部の off bit の数、10 進数
      -oOnBitCounton bit の数、10 進数
      -sStopBitCountストップビットのビット数、10 進数
      -rRepeatTypeデータの繰り返しタイプ、1 〜 3
      -e0OffBitCount00 の時のビット数、10 進数
      -e1OffBitCount11 の時のビット数、10 進数
      -fFrameSizeLeader 部を除いたデータのビット数、10 進数
以下のリモコンはデータをテーブルで持っているのでカスタムコードとデータコードを指定するだけで信号データを作成します。
リモコンカスタムコード
SKNET の USB 地デジチューナー HDUSF
Buffalo のメディアプレーヤー LT-H90DTV
メーカ不明の HDMI セレクター SHDSW-4SV
Transcend のフォトフレーム PF720
Victor のサラウンドシステム TH-BA1
Uniden の地デジチューナー DT-100HDMI
50ef
30ce
c4a2
50ef
c5 or f5
20

例えば、 HDUSF の Power 信号をファイルに保存するには、
$ kuro-rs-gen -v 50ef -d 81 Power
となります。

また、テーブルにない場合は全てオプションで指定しますが、データの繰り返しタイプ が、

  1. NEC フォーマット
  2. コード + trailer の繰り返し(Victor)
  3. leader + コード + trailer の繰り返し(Uniden)
の信号のみ生成できます。

例えば、Buffalo のメディアプレーヤー DTV-X900 のリモコンは NEC フォーマットなので次のようになります。

$ kuro-rs-gen -c 309eb14e -b 32 -lh 90 -ll 45 -o 6 -e0 6 -e1 16 -s 6 -r 1 -f 1073 Power

あるいは、DTV-X900 のリモコンは、LT-H90DTV のリモコンとほとんど同じなのでLT-H90DTV のベンダーコードを指定して次のようにすることもできます。

$ kuro-rs-gen -c 309eb14e -v 30ce Power