数式を画像にする
HTML で数式の表現は難しいので、数式を画像として作成することにしました。TeX の数式が美しいので、TeX をベースに作りたいと思います。
手順としては、以下のようになります。
- エディタを使って LaTeX の形式で数式を書く
- 書いた数式をコンパイル
- できた dvi ファイルから画像を生成する
コンパイル -> 画像生成は SHELL スクリプトにしてしまえばいいですね。と思ったら、tcl/tk で作っている方がいらっしゃったので、ありがたく使わせていただくことにしました。
綺麗な数式の画像が欲しい:TeX2img のパチもん Tcl/Tk ラッパー
ダウンロードしたら、実行権を付けて実行します。実行の前に TeX のインストールが必要です。
インストール
TexLive、GhostScript、mutool が必要です。
$ sudo apt-get install texlive-lang-cjk xdvik-ja texlive-luatex
$ sudo apt-get install ghostscript mupdf-tools
フォントなどもインストールされるため、1GB 以上のディスクが消費されます。
使ってみる
ダウンロードした lessertex2img–.tcl に実行権を付けて、実行しました。
しかし、動きません。lualatex を使うようなので、latex 関連を入れてみます。
$ sudo apt-get install texlive-latex-extra texlive-extra-utils
もう一度動かしてみました。TeX のコンパイルにはちょっと時間がかかりますが、待っていれば、作成できます。png 画像への出力も大丈夫でした。

ただ、文字のサイズが大きすぎたので、画像出力時の解像度は 150dpi にして、デフォルトのポイントサイズも、12pt にしました。

やはり、TeX の数式は美しいです。難しい式も表示できます。
TeX の使い方としては邪道かも知れません。しかし、TeX の存在を知ってもらうにはいいのかも知れません。TeX について思うことを以前記事にしましたが、やはり、HTML のベースが TeX であったなら、数式もそのまま表現できていただろうにと思うと残念です。
ちなみに、TeX の正式な表記は以下のようになります。また、読み方は一般的に「テフ」と読みます。

正式な表記ができない場合は、TeX と書きます。
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