KURO-RSD conf ファイル

2011.03.06 by sirius



kuro-rsd 設定ファイル
このファイルは、セクションと設定からなります。
行の先頭に # が書かれている行はコメントとなります。
先頭以外の # は値とみなされます。
先頭の空白は無視されますが、それ以外の空白は値とみなされます。
空行は無視されます。
セクションは '[セクション名]' で始まり、次のセクションがくるかファイルの終わりのどちらかまで有効です。
設定は、'キーワード'='値' の組み合わせです。無効なキーワードは無視します。
つまり、キーワードのつづり間違いをしないようにしてください。

[グローバルセクション]
セクション名:[global]
kuro-rs 全体の設定を行います。
キーワード説明
deviceKURO-RS のデバイスファイルを指定します。
server_ipサーバの IP アドレスまたは、名前解決できる場合は名前を指定します。
server_portこのサービスのポート番号を指定します。外部からも使う場合は、ファイアーウォール等のポートを開けてください。
pid_filepid ファイルを指定します。daemon としての起動ファイル (/etc/init.d/kurors) の内容とあわせてください。
repeat_hashリモコンのリピート信号のハッシュを書きます。
n_data_sectionデータセクションの個数を書きます。
log_levelログの出力を指定します。0 が何も出力しません。1 がエラーのみ出力します。2 は重要な情報を、3 は全ての情報を出力します。

[マクロセクション]
セクション名:[macro]
ここで定義したキーワードは、データセクションで '$キーワード'と記述することで値と置き換えます。マクロは全部で 32 個使えます。 マクロ定義の中で、先に定義したマクロを使うことができます。 単純な置き換えをやっています。例えば、

test_macro=tanjunn
test_macro01=umakuikanai
test_macro02=$test_macro01reidesu
とした場合、test_macro02 の値は tanjunn01reidesu となってしまうので注意してください。

[データセクション]
セクション名:[数字]
数字のセクションはデータセクションです。 データセクションではキーワードは意味がありません。リモコンのボタンの目安にしてください。必要なのは等号 (=) と値 (アクション) です。値は、カンマ(,)で区切ります。 アクションはハッシュ値、コマンドタイプ、コマンドの三つの組み合わせです。

  • リモコン信号のハッシュ値
    kuro-rs-rec で保存した際に表示されるハッシュ値です。
    保存したデータからは、kuro-rs-hash で表示できます。
    ハッシュ値が同一の異なったアクションを書くことができます。上から順に実行します。つまり、リモコンのボタン一個で複数の動作をさせることができます。
    複数のアクションを書くとき、セクションの変更は最後に実行されるようにしてください。
  • コマンドタイプ
    数字の 1 〜 6 で指定します。
    1. 1 番ポートから赤外線データを送信します。
    2. 2 番ポートから赤外線データを送信します。
    3. 3 番ポートから赤外線データを送信します。
    4. 4 番ポートから赤外線データを送信します。
    5. コマンドを実行します。
    6. セクションを切り替えます。
  • コマンド
    コマンドタイプによって内容が異なります。
    • コマンドタイプ 1 〜 4:
      赤外線データのパスを含めたファイル名
    • コマンドタイプ 5:
      実行するコマンドとパラメータ
    • コマンドタイプ 6:
      変更するデータセクションの番号。セクション番号が 0 の場合は、現在のセクションの次のセクションに切り替えます。最後のセクションだった場合は、最初のセクションに戻ります。
行の途中に不要な空白は入れないでください。 ハッシュ値のみでコマンドタイプがないもの、またはコマンドタイプが 0 のものは 何も実行されません。