サーバ用Raspberry Pi の設定2
サーバ用 Raspberry Pi 初回起動です。
イメージを書き込んだ micro SD をセットした Raspberry Pi とモニタをつなぎ、Raspberry Pi の電源を入れます。
最初の起動では、wifi がつながらないので、操作用のマシンと有線 LAN で直接つなげます。
操作側のマシンと、Raspberry Pi 同士がリンクローカルアドレスでつながるので、少し待ってから ping で ip アドレスを確認します。
$ ping raspberrypi.local
しばらく待つと応答が帰ってきます。
PING raspberrypi.local (169.254.84.214) 56(84) bytes of data.
64 bytes from raspberrypi.local (169.254.84.214): icmp_seq=1 ttl=64 time=0.382 ms
64 bytes from raspberrypi.local (169.254.84.214): icmp_seq=2 ttl=64 time=0.373 ms
64 bytes from raspberrypi.local (169.254.84.214): icmp_seq=3 ttl=64 time=0.385 ms
この IP アドレスで ssh 接続できます。
$ ssh 169.254.84.214
pi@169.254.84.214’s password:
パスワードは raspberry です。
ログインできたら最初の設定をします。
$ sudo raspi-config

この画面から次の設定をします。
1 System Options
-> S3 Password
pi ユーザのパスワードを変更しておきます。変更したパスワードは忘れないようにしてください。
-> S4 Hostname
Raspberry Pi のホスト名を変更します。
前のメニューに戻って、
5 Localisation Options
-> L1 Locale
日本語ロケールの ja_JP.UTF-8 を追加します。
もともとある en_GB.UTF-8 とかは残しておいて、デフォルトのロケールを ja_JP.Utf8 にします。
-> L2 Timezone
アジア -> 東京 を選びます。
-> L4 WLAN Country
JP(japan) を選択。
ここで抜けてシャットダウンします。
$ sudo poweroff
シャットダウンしたら、有線 LAN は外して構いません。
Raspberry Pi の電源を入れ直します。
操作側で再度 ip アドレスを確認します。
$ ping ホスト名.local
応答があれば、 ssh 接続可能なので接続してアップデートします。
$ ssh ホスト名.local
pi@ホスト名’s password:
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get -y upgrade
よく使うパッケージを入れておきます。私は次を入れました。
$ sudo apt-get -y install lv phantomjs screen libssl-dev nkf w3m dnsutils mutt ruby perl
これで初期設定が終わったので、これから以下の設定をしていきます。
・web サーバ(Apache)
・データベースサーバ(MariaDB)
・PHP を使えるようにする
・ネームサーバ(bind9)
・メールサーバ(postFix)
・サーバを二台で冗長構成する
まあ、LAMP 環境の構築+αといったところです。
Raspberry Pi じゃ遅いでしょ、という意見もあると思いますが、その時は、データベースを分離するとか、メールサーバを分離するとか、個人のサイトならなんとかなると思っています。
(個人のサイトなら冗長構成はいらないって思った人。正解!自分がやりたいからやるだけです。もっと言えばロードバランサも動かしたいって思っています。)
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