サーバ用Raspberry Pi の設定5
データベースをインストールしていきます。
LAMP 環境の M、データベースをインストールします。
MySQL なんだけど、MySQL は Oracle の紐付きになっているので使いたくありません。
もともと MySQL は SUN Microsystems の持ち物でしたが、SUN は Oracle に吸収合併され、MySQL は Oracle の持ち物になりました。
SUN のワークステーションは憧れでした。仕事で触ったことはありましたが、SUN のワークステーションで開発したことはありませんでした。
SUN は技術の会社で、様々なハードやソフトを開発して、業界の発展のため、オープンにしていきました。エンジニアの鑑だとおもいます。
SolarisOS や、VertualBox なども SUN が開発したもで、MySQL を買収しました。
もともと SUN はオープンソースをよく理解していたため、MySQL の買収は好意的に見られたし、なんの問題もありませんでした。
SUN に対し Oracle のイメージは良くありません。データベースを開発しているので IT 企業と言えますが自分としてのイメージは、商社に近いです。要は利益優先の企業であると思っています。
このイメージは自分だけでなく、多くの人が持っていたのだと思います。Oracle が SUN を買収して間もなく、MySQL 互換の MariaDB が開発されました。
企業としてどちらがいいかといえば、結局 SUN はなくなり、Oracle は生き残っていることが示しています。残念ですが。
ということで、MariaDB をインストールします。
$ sudo apt-get install -y mariadb-server
動作確認します。
$ sudo mysql -u root
> use mysql
> show tables;
システムのテーブル一覧が表示されます。この中の user テーブルにユーザ情報があります。
user テーブルのフィールドを調べます。
> show fields from user;
user テーブルのホスト名、ユーザ名とパスワードのフィールドを表示します。
> select Host,User,Password from user;
root ユーザにパスワードを設定します。
> update user set password=password('パスワード’) where user = 'root’;
確認します。
> select user,password from user;
unix_socket が有効だと unix のユーザがそのままデータベースのユーザになってしまいます。例えば、pi ユーザでデータベースの管理ができません。(sudo を付ければ管理できますが)
unix_socket を無効にします。
> update user set plugin=" where User=’root’;
抜けます。(exit でも良いです)
> quit
MariaDB を再起動します。
$ sudo service mysql restart
sudo を付けなくてもログインできるか確かめます。
$ mysql -u root -p
Enter password:
パスワードを入力してログインできれば OK です。
> quit
PHP から使えるように入れておきます。
$ sudo apt-get install -y php-mysql
これで Linux, Apache, MariaDB, PHP の LAMP ができました。
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