TV をみる
Raspberry Pi でテレビを見ます。
今回使うのは、KEIAN の USB 地デジチューナーと、NTT の IC カードリーダです。どちらも古いものですが、以前、複数台購入しています。


カードリーダのライブラリのインストール
pcsclite をインストールします。
$ sudo apt-get install -y libpcsclite-dev pcsc-tools pcscd
B-CAS カードを挿入して、認識させておいてください。
$ pcsc_scan | grep 'B-CAS Card’
Japanese Chijou Digital B-CAS Card (pay TV)
libarib25 のインストール
github から clone してコンパイルします。
$ git clone https://github.com/stz2012/libarib25.git
$ mkdir libarib25/build && cd libarib25/build
$ cmake && make -j4
$ sudo make install
recfsusb2i のインストール
配布サイトからソースをダウンロードしてコンパイルします。こちらは、各自調べてインストールしてください。配布サイトはまだ生きているようです。
recfsusb2i を使って vlc でテレビを見る
video グループからアクセスできるように、/etc/udev/rule.d/99-local.rules を作成します。(すでに存在していれば、追加してください。)次の一行です。
SUBSYSTEM=="usb", ENV{DEVTYPE}=="usb_device", ATTRS{idVendor}=="0511", ATTRS{idProduct}=="0046", MODE="0664", GROUP="video"
再起動したら、つないで確認します。
$ lsusb
:
Bus 001 Device 010: ID 0511:0046 N’Able (DataBook) Technologies, Inc.
:
見るだけなら、保存する必要はないので、ストレージへ負担をかけることもないだろうと思います。そのために、名前付きパイプを利用し、あとで ramdisk(tmpfs) を作成します。
$ mkfifo /tmp/tmp.ts
$ (vlc /tmp/tmp.ts > /dev/null 2>&1)&
$ recfsusb2i 13 0 /tmp/tmp.ts
もし、vlc で再生が開始されなければ、 vlc の再生ボタンをクリックしてください。また、ワンセグが再生されるなら、vlc のメニューで、「再生」→「プログラム」で切り替えられます。
recfsusb2i の最初の引数はチャンネル番号で、二番目の数字は録画時間です。録画時間を 0 にすれば、ctrl+C でブレークするまで受信します。
/tmp を tmpfsにする
/tmp を tmpfs(ramdisk) にするには、/etc/fstab に次の行を追加します。
tmpfs /tmp tmpfs defaults,size=300m,noatime,mode=1777 0 0
再起動すれば /tmp に 300MB の tmpfs が割り当てられます。
tcl/tk でフロントエンドを書く
いちいちコマンドラインから見るのが面倒なので、また、tcl/tk でフロントエンドを作りました。
こちらからどうぞ。

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