TeX というもの

 TeX というものがあります。

 文書を作成するものですが、Windows が普及する以前からある、組版システムです。当時の貧弱なパソコンでも、非常に美しい数式を印刷することができました。

 もともとクヌース教授が自分の著作 (The Art of Computer Programming) を発行する際にその時の組版システムに満足できず、自分で作ってしまったものです。

 今のワードプロセッサのような WYSWYG (What You See Is What You Get) とは全く違ったシステムです。html のようなマークアップ言語であり、プログラマ向きと言えます。論文などの記述にも使われていたりしますが、やはり、一般向きではなかったのでしょう。

 もし TeX がすべての、電子文書や Web のベースになっていたら情報の検索効率は今とどれだけ違ったことか。必要な情報へのアクセスが格段に違っていたと思います。だが、そうすると、今のビジュアルプログラミングや AI の進歩がもう少し遅れていたかもしれないとも思います。

 プログラマの身としては残念に思いますが、なるようにしかなりません。

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Posted by sirius